マティアス・ケスラー

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それでも私は父を愛さざるをえないのです 『シンドラ-のリスト』に出てくる強制収容所司令官の

マティアス・ケスラー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784810200690
ISBN 10 : 4810200698
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

父は「民族の殺人者」、ユダヤ人大量殺戮の実行者だった…。ホロコーストの問題とともに、その実行者を父に持つ娘の心の葛藤や苦悩を通じて、父親と娘、親と子の関係をも考えさせられる衝撃のインタビュー。

【著者紹介】
伊藤富雄 : 1948年生まれ。立命館大学教授。専攻、オーストリア現代史、オーストリア文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • こばまり

    先頃読んだ『祖父はアーモン・ゲート』の著者ジェニファー・テーゲが、自らのルーツを知るきっかけとなった一冊。アーモンの娘で、ジェニファーの生みの親であるモニカが受けた実験的ロングインタビューが生々しく再現されています。親が子に与える影響力の凄まじさと、真実を知ろうとしない自己防衛本能に戦慄しました。全編に亘り家族がテーマとなっているこの本の中で、彼女がナイジェリア人男性との間に設けたもう一人の子、ジェニファーについて一言も触れていないという事実にも。

  • 井戸端アンジェリか

    中を開くまでは、どんな親でも親は親とか親は選べないものね〜なんて軽く考えてた。父をレット・バトラーに、母をスカーレット・オハラに、収容所の人たちをタラの奴隷たちと同じに見る、想像以上の偶像化にはタマゲタ。インタビュー形式が精神科のカウンセリングのように思えてきた頃、少しだけモニカを理解できたかな。私自身今まで、戦争だもの仕方ないじゃんと感じていたアレコレが『殺人は殺人なのです』の言葉で、やっと気づかされたと言うか目を覚まされた。やんなっちゃうね。唯一母だけが狂った父を止められたはずなのになぁ....。

  • 桐一葉

    図書館。モニカさんの娘が書いた本が読みたかったけど、先にこっちが手元にきた。ユダヤ人がなぜそこまで忌み嫌われ、追いやられるのか未だに分からへんから、探して読み続ける。なぜそこまでゲートは残虐なことができたのか、そっちも気になる。あたしは常に虐げられた人の気持ちを読みたいんやな、、と気づいた

  • livres

    もし、自分の父親が、強制収容所の司令官だったら…。ユダヤ人への大量虐殺を書いた本はたくさんあるが、この本は小説ではなく、対談だ。モニカが両親やその他のことについて語っているので、モニカの知っていることと、事実が異なることもある。モニカの心の中の真実は、信じたいと思っている真実や、抹消してしまいたい真実、モニカの希望から生み出された真実など色々な真実がある。こんなに長い年月がたってしまった後で、残された家族に、一つ一つの正しい真実を突き付けるという作業は、本当に必要だったのだろうか?

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