Books

進化は万能である 人類・テクノロジー・宇宙の未来 ハヤカワ文庫

マット・リドレー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150505240
ISBN 10 : 4150505241
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

創造主があらゆる生物を創りだしたとする説を退けたダーウィンの進化論は、人間社会にも当てはめることができる。戦争や経済改革など、少数の権力者によるトップダウンの統制は多くが失敗に終わっている。一方、世界的な所得の増加、感染症発生の減少、宗教の普及、通貨の流通、インターネットの発展などは、計画や設計とはかかわりなく自然発生的に起こっているのだ。社会の変化を進化論で説くボトムアップ世界の説明書。

目次 : 一般進化理論/ 宇宙の進化/ 道徳の進化/ 生物の進化/ 遺伝子の進化/ 文化の進化/ 経済の進化/ テクノロジーの進化/ 心の進化/ 人格の進化/ 教育の進化/ 人口の進化/ リーダーシップの進化/ 政府の進化/ 宗教の進化/ 通貨の進化/ インターネットの進化/ 未来の進化

【著者紹介】
マット・リドレー : サイエンス・ライター。1958年、英国ノーサンバーランド生まれ。オックスフォード大学モードリン・カレッジを首席で卒業後、同大で博士号(動物学)を取得。その後“エコノミスト”誌の科学記者を経て、英国国際生命センター所長、コールド・スプリング・ハーバー研究所客員教授を歴任。英国王立文芸協会フェロー、オックスフォード大学モードリン・カレッジ名誉フェロー

大田直子 : 翻訳家。東京大学文学部社会心理学科卒業

鍛原多恵子 : 翻訳家。米国フロリダ州ニューカレッジ卒業(哲学・人類学専攻)

柴田裕之撮影 : 翻訳家。早稲田大学・Earlham College卒業

吉田三知世 : 英日・日英の翻訳業。京都大学理学部物理系卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ステビア

    一番印象に残ったのはルクレティウスの先進性である。古代ローマの人とはとても思えない。

  • すぎやん

    ロルフ・ドベリ『Think Clearly』での引用が気になって手に取った一冊。世界における変化は、外から駆り立てられ飛躍することで起きるというよりは、緩やかに漸進的で、創発的に、内部から起きるものであるという主張が繰り返されます。心・人格・教育の章は、個人的に新発見が多かったです。/人生観に引き直すと、変化を望むなら、ひらめきや幸運に頼ろうとせずコツコツとがんばるしかない、ということでしょうか。結構気に入っているアイデアなので、何度も頷きながら読み進めました。

  • Toshi53162606

    正確に理解できる人間が少ないから誤解されがちな進化論を正しく、なおかつわかりやすく理解できるという点ではマット・リドレーの本は素晴らしい。 内容としては生物の進化だけでなく、道徳や宗教、政治や経済、テクノロジーに至るまで、これら全ての発達過程もまた中央の計画や意図もなしに、ボトムアップ式の進化によって徐々に出来上がってきたのだというもの。 けれども、ボトムアップ式のプロセスのデメリットである合成の誤謬やそこから生じる相対的な格差について何の指摘もないままに礼賛しているのはリバタリアンである著者の限界だな。

  • roughfractus02

    本書でのevolveなる語は生物学に留まらず、巻物が解けて広がるという広義の英語的意味で用いられる。無目的かつ自発的と本書が解釈する「進化」は、創発によってボトムアップ方向に変化し続ける。こうしてトップダウンの思想の根源にあるデザイナーとしての神や誰かの意図を想像する思考を退ける著者は、宇宙、道徳、生物、遺伝子、文化、経済、テクノロジー、人格、教育、人口、リーダーシップ、政府、宗教、通貨、インターネットも誰かの意図でデザインされたのでなく、自発的に展開するという。本書では神も自発的な「進化」の所産である。

  • Mako

    進化は遺伝子を持つ生物だけに起こるものではなく、人間の文化にも起こっていると主張している。未来の予測をするコツを知れるかなと思い読んでみた。ポイントはボトムアップだ。経済を見ても顧客が求められている商品・サービスが自然淘汰され厳選されていくし、テクノロジーもより便利で快適なものに洗練されていく。AとBが融合しイノベーションが起きる。人の価値観ですら進化する。例えば日本人は終身雇用を信じていたが今はそんなことないし、教育についても体罰は悪とされるようになった。進化について学べば未来予測の本質を理解できる。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items