マッテオ・b・ビアンキ

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遺された者たちへ 新潮クレスト・ブックス

マッテオ・b・ビアンキ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784105902018
ISBN 10 : 4105902016
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

最愛の彼を自死で失った僕が、四半世紀を経て書き上げた悲嘆と再生の日々―。1998年のある日、作家のビアンキは7年間同棲して別れた直後のパートナーが自宅で死んでいるのを発見した。やり場のない自責の念や罪悪感、怒りと哀惜、埋めようのない寂しさ…。同様の経験をした人々に向けて、どのように死を受け入れ、他人と新しい関係を築いていけるようになったのかを、包み隠すことなく真摯に綴った貴重な体験録。《ストレーザ賞》受賞作!

【著者紹介】
マッテオ・B.ビアンキ : 1966年、ミラノ生まれ。作家、出版人、放送クリエーター。1999年、ゲイである自らの体験をベースとした青春小説、『Generations of love』で作家デビュー。2023年に発表された本書は、パオロ・コニェッティ、アントネッラ・ラッタンツィらイタリアの名立たる作家が激賞、大きな反響を呼び、優れたイタリア語の小説に与えられる《ストレーザ賞》(Premio Stresa di Narrativa)を受賞した。個人文芸誌、「’tina」を30年近くにわたって主宰するほか、出版社Accentoを創設するなど、若い作家に発表の場を与える活動にも力を入れている

関口英子 : 埼玉県生まれ。翻訳家。『月を見つけたチャウラ ピランデッロ短篇集』で第1回須賀敦子翻訳賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 信兵衛

    愛する相手を喪うとは、こんなにも苦しいものなのか、こんなにも人生を変えられてしまうものなのか、作者の心の痛みを身近に感じずにはいられません。

  • くさてる

    真剣に愛し、自分のアイデンティティを支えてくれ、けれども、どうしてもうまくいかなくなって別れた恋人が、自分の家で自殺していたら? そんな経験をした著者が繰り返し思い出し、思い悩み、周囲の言葉に触れ、同じ経験をした人々と交流し、新しい愛に出会い、恋人の残した家族と語り……。思いさまよう気持ちのまま、言葉は断片的で時系列もあいまいで、けれど確実に伝わってくる哀しみと迷い、怒り、苦しみの波動がここにはありました。

  • ペカソ・チャルマンチャイ

    愛する者を自死によって失った人への救いの本という話なのだが、3分の2くらいまでは著者の断片的な回想で、しかも時間が不規則に前後するし、内容が内容なので読み続けるのがかなり辛い。同じ体験をした人がたどる道は、多少の違いがあるが皆同じだ。ぐるぐるぐるぐる喜怒哀楽、ぐるぐるぐるぐる喜怒哀楽。最後には、過去は変えられないという絶望に行き着くのを、何度となく繰り返す。一生消えない傷痕を負ったまま、死ぬまで生きると覚悟するのだ。

  • Maumim

    パートナーが自死した経験から紡がれる愛の物語。同じ経験はないけれど、パートナーとの関係性について思わず振り返ってしまう。愛を失うことの絶望感。

  • 19番ホール

    突然パートナーが自死した現実に向き合う、半ば私小説、半ばエッセイ調のイタリア文学。想像よりもだいぶエッセイ色が強く、文体(と訳)もシンプルなのでスラスラ読める。スラスラ読める内容ではないにせよ。イタリアでは著者名が「佐藤太郎」みたくよくある名前だそうで、自分の体験をパブリックドメインとして機能させられるのでは、と考えたくだりが興味深い。原語版は23年の刊行だそうで、近年の文芸作品からの引用も多々。

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