Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• KAZOO

  読了日：2016/06/16

  従来｢社会学方法論｣として出版されていたものを、1936年に訳されたものを折原先生が掘り出して、補訳と解説をかかれています。折原社会学の最たるものだと思います。とくに解説は授業の解説を聞いているようで非常に判りやすさを感じました。普通はこの本の半分の厚さの本ですが解説が半分を占めています。折原先生は、安藤英治氏が「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」について大塚訳よりも梶山訳のほうがいいと見直された例を挙げておられます。

• 逆丸カツハ

  読了日：2025/10/19

  うーん、本当にすごい仕事をした人なのだなとつくづく感心する。「比べる」ということの本質に触れていて、ウェーバーの仕事は自分のテーマとも合致するところがある。感服である。

• アミアンの和約

  読了日：2023/11/20

  「客観」とは何か？という命題に徹底的に迫った本。マックス・ヴェーバーの深い考察は、私には難しすぎたが、人が「客観的に見る」というのは無自覚の内に主観が入り混じるので、本当の意味での客観性というのは実現できないことなのかもしれない。

• 加納恭史

  読了日：2025/09/01

  解説が丁寧なのでここで解説に沿って検討する。2設問―(1)社会政策の科学的批判とはなにか、(2)社会科学はいかにして可能か。この「アルヒーフ」は、創刊以来、各国の社会状態な関する事実認識の拡大とともない、社会政策の科学的批判を標榜してきた。社会政策とは、特定の理想から、社会生活の状態につき、「望ましい」ないし「望ましくない」との価値判断し、その状態を実現ないし克服しようとする実践的な企て。最初から理想や価値判断が如何に関わりなく妥当する真理を探求する。また最初から社会政策の理想や価値判断は難しい問題だ。

• 加納恭史

  読了日：2025/08/30

  マックス・ウェーバーの三冊目を読み、「社会学の根本概念」から社会学と社会政策の認識の「客観性」を検討できるようになる。ここで社会学でなく社会科学になっているが、主として社会学である。ここでは彼の結論は社会政策であることが分かる。社会政策の基礎てして政治と経済の基礎にもメスを入れる。この経済については現代の資本主義の発展がある。産業の発展により、彼はマルクス主義の批判がある。また唯物論の批判もある。プロレスタンティズムの倫理は結果として資本主義の精神となった。その反映は社会学と社会政策である。重苦しい真実。

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