マックス・ヴェーバー

Individuals/organizations Page

Books

社会主義

マックス・ヴェーバー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784061585119
ISBN 10 : 4061585118
Format
Books
Publisher
Release Date
August/1980
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
浜島朗 ,  

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • nobody

    ウェーバー学の泰斗大塚久雄に「私はたった20年ウェーバーを学んだ」と言わしめた資本主義の精神の定立者ウェーバーの社会主義観とは。『終わりなき世界』に曰く社会主義は資本主義のアントではなくその要素を最も先鋭化させたものであり、資本主義の鬼っ子である。かほどの人が「マルクスの原典に親しんだ様子もなく」「社会主義についての体系だった研究はほとんどなく」「俗流社会主義の批判」を行っている。オーストリア将校団を対象とした講演でありドイツ革命での対応同様体制内への「市民層」引き止め役デマゴーグとしての面目躍如である。

  • bapaksejahtera

    支配の諸類型と官僚制組織について、精緻な分類と評価を施した名著の付録として掲載された演説原稿を抜き出し出版された本書。ロシア革命後露の要請で単独講和を受け入れたドイツは共産党宣言をバイブルとする社会民主党を中心とする政治勢力により大きな混乱に見舞われた。ウェーバーは政治的動機から、単独講和に不信感を有する墺洪帝国将校団に、本書を内容とする講演を敢行する。企業による所有と経営の分離は、ホワイトカラーという市民=官僚の成立を促す。社会主義も同様、官僚制に依存せざるを得ず、独裁を招来する。百年前にかく予言した。

  • さきん

    どのような体制を志向するにせよ、一定の規模を上回る国家なら、専門化、官僚社会化は免れえないことを説いている。本書で言う社会主義とは、より共産主義のことを指しているのではないかと思った。著者は革命のような混乱と荒廃を生むやり方ではなく、賢い市民層が民主主義による自治を行い、官僚の暴走を抑えることを望んでいた。また格差問題に関しては、革命を経ずにカルテルによる競争の規制、国家の財政金融政策による景気調整など打つ手がいろいろあるのではないかと著者は考えていたようだ。

  • ロラン

    ウェーバーが社会主義について書いているのを意外に思う人は多いかもしれない。このことは訳者自身が予期しており、まえがきや解説でも触れられているが、ウェバーが社会主義に対する並々ならぬ関心を持っていたという事実は、本書を一読すればあっさり了解される。官僚制は、資本主義と社会主義との政治体制を問わない、近代における普遍的な統治機構とウェーバーが説いたことは有名だが、その持論を土台に革命やプロレタリア独裁の無効が説かれる。現代の社会学では通説的な考え方だが、これを一次大戦直後に確信をもち言い放つ炯眼。

  • 有沢翔治@文芸同人誌配布中

     1918年にウィーンで、ヴェーバーが社会主義を批判した講演を行ないました。1917年がロシア革命なので、その翌年に行なわれた講演ですね。この本はその内容です。解説も充実していて、ヴェーバーの社会学に疎い僕でも理解が進みました。https://shoji-arisawa.blog.jp/archives/51362210.html

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items