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カリスマ・教権制 岩波文庫

マックス・ウェーバー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003421024
ISBN 10 : 4003421027
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

カリスマがいなくなった後も、支配は続いていく。その支配を支えるものは何か。ウェーバー没後に編集された『経済と社会』のうち、『支配の社会学』として知られてきた部分を全集版に基づき訳出。支配の前提と諸構造を経済との関連で論じたテクスト群である。関連論文のほか、詳細な訳註や用語解説、索引を付す。(全二冊)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    ウェーバーの「支配について」の後半で、「カリスマ」「教権制」について述べられています。昔読んだ時よりもはるかに読みやすくわかりやすくなっています。節ごとに小項目ごとに分けられています。カリスマについては「カリスマの組み替え」という個所が過去のカリスマが登場してきて性格がかなり変わってきたことなどが述べられています。用語の解説と訳者によるあとがきがかなり参考となっています。

  • 逆丸カツハ

    うむ。全貌を把握したとは言えん…(汗)人間の社会の仕組みは昔からあるものは、ずっと昔からあるのだなぁ。テクノロジーが発達しても人間は発達していない、知識や常識の発達は人間性の成長を意味しない…。

  • Ex libris 毒餃子

    IとIIを合わせて読んでみて良かったです。後半は特に宗教社会学の毛色が強い。ヴェーバーの研究の集大成となっていると感じた。

  • ぷほは

    とにかく議論に収まっている歴史の射程がえげつない。副題から想定される古代〜中世の事例を軽々と飛び越え、たとえばヘンリー・ヴィラードの「ブラインド・プール」(52頁)が合理的経営とカリスマ的商売の対立事例として登場し、父リッケルトの名簿所持がカリスマと官僚制の対立としての、ドイツ自由思想家党の分裂の要因として例示される(94頁)。さらには植民や軍隊編成に変わる合理的運営の最新事例としてテイラーシステムが言及される(124頁)。歴史家に収まらない、同時代に対する感度の高さがこの人を社会学の巨人たらしめている。

  • tharaud

    T巻よりも読むのに根気を要した。後半はかなり専門的な宗教社会学的論考。最後の最後で、クエーカーなどの宗教の「ゼクテ」(セクトのことか)が、自分たちの存立の論理的前提として「良心の自由」を必要とすることが、「人権」や「基本権」を生み出すことにつながり、それが資本主義の拡大に寄与した、とさらりと書かれていて唸らされる。遺稿をまとめたものだが、完成していたらいったいどんな本になっていたのか。

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