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ペリー提督日本遠征記 下 角川ソフィア文庫

マシュー・c・ペリー

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784044092139
ISBN 10 : 4044092133
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1854年、第一回を上回る大部隊で再び江戸湾を訪れたペリー。白熱の議論を経て、ついに日米和親条約が結ばれる。蒸気機関車や電信機などの贈り物を前に、人々は好奇心を顕わにし、軍艦に乗りこむ者さえ現れた。その国民性を見て、ペリーは開国の成功を確信する―。約二年の遠征を通してペリー艦隊が捉えた当時の世界状況、幕末日本の外交政策や風俗文化の全貌が明らかになる。帰国の翌年に刊行、世界を驚嘆させた日本論!

目次 : 三度目の琉球訪問/ 中国海域のペリー艦隊―香港・マカオ・広東/ 四度目の琉球訪問/ 日本再訪/ 横浜上陸/ 日米和親条約(神奈川条約)の調印/ 江戸湾を離れ下田へ―条約の発効/ 下田滞在、箱館へ/ 箱館訪問/ 松前藩との会見、下田で付加条項合意/ 琉球と協約を結ぶ―日本遠征の終了/ 日米和親条約の批准交換

【著者紹介】
M.C.ペリー : 1794‐1858。マシュー・カルブレイス・ペリー。海軍一家に育ち、1809年海軍にはいる。ニューヨークの海軍工廠でアメリカ初の蒸気機関軍艦を建造し、「蒸気軍艦の父」と呼ばれる。アフリカ艦隊司令長官、メキシコ湾艦隊司令長官を歴任、アメリカ・メキシコ戦争で武勲をあげる。郵政長官の要職を経たのち東インド艦隊司令長官として日本遠征を指揮した

宮崎壽子 : オフィス宮崎代表。1984年の創立以来、出版翻訳および業務翻訳、編集、デザイン、書籍やイベントのプロデュースなどを手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • やいっち

    ペリー提督一行が日本に来る際、いかに深く日本の歴史や文化 風習などを研究し尽くしていたか。あいてが小さな国であろうと、決してあなどることはなかった。日本に対しては、武力じゃなく、談判交渉で開国へ導いた。維新前後の歴史を俯瞰する意味でも、さらには読み物としても興味深く面白い。必読の書である。

  • てつ

    やっと上下巻読了。 ところどころ読むのがしんどいところもあるが、アメリカの上から目線がむしろ笑える。 誤解をしている箇所もあるが、歴史書として読めば読みごたえあり。 幕末開港に興味ある人は読んでみてもよいかと思います。

  • kitten

    ペリー提督遠征記の続き。1853年、浦賀に来航。1854年、日米和親条約。てっきり、一回アメリカに帰ってるかとおもいきや、そんなことはなかった。琉球とか、小笠原諸島とか、香港や中国界隈を飛び回ったあと、ロシアの動きが気になって予定よりも早く日本にやってきた、と。そりゃ、疲れも出るよ。日本人は非常に好奇心旺盛で、手先も器用。優秀な国民だと見抜かれていた。吉田松陰が密航を企てたこともがっつり書いてある(吉田松陰とは書かれていないが)し、好意的に受け止めている。この時代の日本人、結構物知りだったんだな。

  • urano_takashi

    静岡県下田市の描写を読もうと、昨年4月に購入。その後、少しずつ読み進め、1年かけて読了した。ものすごく面白い。これは上巻も買いだな! ペリー御一行は、日本人が宴会の残り物を懐紙に包んで持ち帰るのを見て、たいそう驚いていた。この習慣は江戸時代から変わらないのかー。いまは「持ち帰り厳禁」の店ばかりだけどね。それから、話には聞いていたが、ペリー御一行に力士を対面させたくだりは迫真の筆致だった。そして、御一行が力士を「下品なけだもの」と見ていたとは、思いもしなかった。ほかにも面白い描写がたくさん。読まなきゃ損。

  • jinginakineko

    ペリーと言えば武力を盾に「未開国日本」へ開国を迫ったというイメージがあり、確かに「最終手段は武力」と考えていたのは間違いないが、思ったほど蔑視していたのではないらしい。日本についてあらゆる分野を調査し、来日してからも観察を続ける姿は、軍人としての責務もあろうが、どこか人文学者を思わせた。お歯黒女子だけはダメだったようだが、日本文化全般を公平な目で描写している。 役人たちと少しずつ理解し合う姿、密航を望む若者(実は吉田松陰)の向学心への感動。お互いの目的を超えた人間同士の触れ合いがそこにあった。

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