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社会はこうやって変える! コミュニティ・オーガナイジング入門

マシュー・ボルトン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784589041043
ISBN 10 : 4589041049
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 序章 コミュニティ・オーガナイジングへの誘い/ 第1章 変化を起こすためにはパワーが必要だ/ 第2章 自己利益こそが大切である/ 第3章 パワーを生み出す実用的なツール/ 第4章 問題を課題へと変える/ 第5章 リアクションを引き出すアクション/ 第6章 キャンペーンを作るための実用的なツール/ 第7章 ありえない連合と創造的な戦術/ 第8章 時間を生み出す/ 第9章 鉄則

【著者紹介】
マシュー・ボルトン : コミュニティ・オーガナイジングを、社会を変え、民主主義を刷新するものとして開拓してきた。15年間のオーガナイザーとしての経験を経て、現在、シティズンズUKのディレクターを務めており、数万の活発な市民の全国的な連携を作り出し、コミュニティ・リーダーたちを訓練してきた。とりわけ、生活賃金キャンペーンに先導的なオーガナイザーとして取り組み、現在では6,000近くの生活賃金認定事業所が生まれ、低所得の労働者に対して10億ポンドを超える成果を上げた。それ以外にも、近隣地域での多くの取り組みと同時に、給料担保金融業者の問題、真に安価な住宅の提供、難民の処遇改善といった課題に対して、政府の政策変更を促すキャンペーンのオーガナイジングに関わり、それらを成功に導いてきた

藤井敦史 : 立教大学コミュニティ福祉学部教授。阪神淡路大震災後の神戸の仮設住宅でコミュニティ形成に取り組むNPO・NGOのフィールド・ワークを出発点に、コミュニティ・ビジネスを含む社会的企業の国際比較研究を一貫して行ってきた。近年は、社会的連帯経済における連帯関係そのものを紡ぎ出すコミュニティ開発について研究している。東北大学経済学研究科助教授を経て2006年4月より現職

大川恵子 : ロンドンタワーハムレッツ区シニア戦略政策マネジャー。大阪府等を経て、現在タワーハムレッツ区においてストラテジストとしてビジネス分析、戦略・政策開発を担当。コミュニティと協働し政策立案・実施するコ・プロダクションの手法を用いる等コミュニティ開発にも貢献。他に、初代会長として女性職員の声を反映しより働きやすい職場環境を作ることを目指す同区女性職員ネットワークの設立・運営、エスニック・マイノリティ支援を行う英国のNGO、Race On The Agenda理事、共同住宅の財政運営委員として等コミュニティでの活動も担う。ロンドン大学においてガーナの地方分権とコミュニティ開発について博士課程の研究、近年は、英国と日本の地方自治体の女性政策や情報政策等の比較研究を実施

坂無淳 : 福岡県立大学人間社会学部講師。社会学、ジェンダー研究を専門としており、大学など高等教育におけるジェンダー平等について、研究を行ってきた。他にも団地住民による共同保育の事例研究を行うなど、コミュニティと子育てに関心を持っている。現在は、自治体のジェンダー政策の調査など、ジェンダーを関心の中心として研究テーマを広げている。山形大学男女共同参画推進室、立教大学コミュニティ福祉学部を経て2017年4月より現職

走井洋一 : 東京家政大学家政学部教授。19世紀末から20世紀初頭のドイツに生きたW.ディルタイの思想をベースとして、人間の社会性形成の問題について教育哲学的・教育人間学的研究を続けてきたが、理論的研究のみに依拠することの限界に直面し、2007年頃から若者自立塾、地域若者サポートステーション等の就労支援現場をフィールドとする調査を継続的に行ってきた。現在では、社会性、協同性がいかにして生まれ、持続するのかに焦点を当てて研究している。弘前学院大学准教授を経て2010年度に東京家政大学に着任。現在は一般社団法人協同総合研究所の常任理事も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゆうすけ

    コミュニティ・オーガナイジングについての、おそらく初めて翻訳された入門書だと思う。著者はコミュニティ・オーガナイジングの始祖であるソウル・アリンスキーの影響をうけるシティズンズUKのオーガナイザー。年齢の記載はないけど、30代〜40代前半くらいの若さかと思われる。理論的な部分と、イギリスで近年展開されたオーガナイジングキャンペーンの事例が紹介されている。英国の事情がわかっていないと少し理解が昔い部分があるのかもしれないけれども、とても具体的で読みやすい。

  • Takako

    「オーガナイジングの文化は個人の絶望や挫折を集団的な怒りや変化へのパワーへと変えることを目的としているのだ」。最終章のこの1文にギュギュギュっとコミュニティ・オーガナイジングの魅力が詰まっている。私たちは今多くの分断の中に放り込まれている気がする。そうしておけば為政者は容易に私たちをコントロールできるから。さらに私たちには現状を変える力などない、任せておくしかないと、次第にパワーを奪われている状態。そこから抜け出す方法の1つとしてコミュニティ・オーガナイジングは有効 。

  • tu-ta

    何かで知って、入新井図書館にあるのを知り、読み始めて面白くて購入。社会を変え得るのはパワーと自己利益だという身もふたもないような話だが、説得力がある。いままで、現状の社会がダメで、どのような社会を展望しなければならないという本は、もう数えられないくらい出されてきた。それに比べて、それをどのように実現するかという本はあまりに少なく、稀にあったとしても、理想に傾き過ぎてあまり使えないものが多かったように思う。そういう点で傑出しているといえる。あまりにもプラグマティックで遊びが少ないところがちょっと不満。

  • 鉄竜

    社会のなにかしらを変革するための実践のための書 個人的なものは政治的なものなのだなあ!パワー分析やスティックパーソンといったアプローチは些細なワークショップにも応用可能であろう 日本における社会運動が結実していないように思えるの、主語を大きくしすぎたりスローガンに囚われすぎているからかもしれない(冷笑に敗れてしまう)

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