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才能の科学

マシュー・サイド

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309300221
ISBN 10 : 4309300227
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

世界的ベストセラー『失敗の科学』『多様性の科学』著者の原点!ビジネス・学問・スポーツ・芸術…「才能がない」と諦める前に。能力は後天的に伸ばせる!元オックスフォード大学主席のアスリートが科学的に導き出した成長の法則。なぜ鈍い反射神経の持ち主が地球最速の選手になれたのか?なぜ平凡なレジ係が「人間計算機」との暗算勝負に勝てたのか?なぜ能力の高い人だけを採用した大企業は崩壊したのか?加速習得・目的性訓練・フィードバックループ・成長の気がまえ・二重思考・知覚の構造変化…傑出した成果を出すために「生まれつきの才能」よりも重要なものとは?

目次 : 第1部 才能という幻想(成功の隠れた条件/ 「奇跡の子」という神話/ 傑出への道/ 神秘の火花と人生を変えるマインドセット)/ 第2部 パフォーマンスの心理学(プラシーボ効果/ 「あがり」のメカニズムとその回避法/ 儀式の効果、そして目標達成後に憂鬱になる理由)/ 第3部 能力にまつわる考察(知覚の構造はつくり変わる/ ドーピング、遺伝子改良、そして人類の将来/ 黒人はすぐれた走者か?)

【著者紹介】
マシュー・サイド : 作家、英『タイムズ』紙コラムニスト。オックスフォード大学哲学政治経済学部を首席で卒業。卓球選手として活躍し10年近くイングランド1位の座を守った。オリンピックにも2度出場

山形浩生 : 1964年東京生まれ。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻およびマサチューセッツ工科大学大学院修士課程修了。開発援助の調査分析業務の一方、幅広い分野で執筆、翻訳を行う

守岡桜 : 翻訳家。共訳にピケティ『21世紀の資本』(みすず書房)、ウィーラン『統計学をまる裸にする』(日本経済新聞出版社)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • breguet4194q

    絶対的な量と質が大事。さらに様々なジャンルに存在する「神童」と言われる生まれつきの遺伝については、著者は懐疑的な姿勢を取る。他にも、白人、黒人、先住民などの特質性をあげつつも、遺伝子レベルで調べると、ほとんどの差異は見当たらない。そして、プラシーボ効果やステレオタイプにも言及していく。想像以上に説得力があるが、結局「そうは言うけど」と言いたくなってしまう。これを読んで、積極的か消極的な生き方になるか、読者次第だ。

  • Koichiro Minematsu

    科学的な才能がステレオタイプに評価されるのではなく、10000時間の目的性訓練にあると言うこと。そう才能は努力で作られるのです。

  • くさてる

    この世には遺伝的に決まる「才能」なんてない。すべては努力(と運)だ、という主張には説得力があって面白かった。その努力ができるのが生まれつきの「才能」なんじゃないの?という気もするし、生得的な才能はともかく、努力できる環境に生まれるのもある意味、生まれつきの要因では、と思わないでもない。でもやっぱりそれ以上に努力と運で花開く才能がある、というストーリーの力強さに惹かれてしまう。興味深い一冊でした。

  • ta_chanko

    天賦の才能や遺伝的資質は幻想。努力や鍛錬のみが能力を創る。超人的パフォーマンスも、努力や鍛錬と、経験から得られた総合的知識の賜物。目的にかなった意味のある鍛錬を1万時間ほど継続できれば、誰でも一流になれる。ただし、それに適した偶然の環境や、必ず成功できるという信念や思い込みも不可欠。ケニアの長距離走者、西アフリカ出身者の短距離走者の遺伝的多様性は大きく、遺伝的資質が成功の要因とは言えない。アメリカの黒人がスポーツで活躍するのも、経済的要因が大きい。他の分野での活躍が阻害されているから。努力に勝る才能は無し

  • かも

    ★★★☆☆才能の存在を否定して努力の重要性を説く。著者の主張は明快ではあるが極端で、訳者の解説が中和してくれる。成長を信じる前向きな心構え、自分ごとと捉えることによる持続的なモチベーション、目的をもった圧倒的な量の練習、即座のフィードバックなどの要件が揃うと成功する。個人的には世界や日本で一番を目指してないのでそこまで努力する気はないが、努力は裏切らないことを自分に言い聞かせることができて良かったと思う。

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