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ISBN 10 : 486285219X
Content Description
本書は証聖者マクシモス(580頃‐662)が主にナジアンゾスのグレゴリオス(329/30‐389/90)と、ディオニュシオス・アレオパギテース(6世紀)の諸著作から難解と思われる箇所を選び、それらを解釈し敷衍した『難問集』の全訳である。
目次 : 聖なるディオニュシオスと(ナジアンゾスの)グレゴリオスのさまざまな難解な言葉をめぐって、マクシモスが聖なるトマスに宛てて(三一性(三位一体)の意味/ 子の無化と受肉―ヒュポスタシス・キリストの成立/ 受肉と神化/ 受肉の神秘―ヒュポスタシス的結合と二つのエネルゲイア)/ クジコスの主教ヨハネに宛てて、マクシモスが主において挨拶を送る。(神なるロゴスの隠された在り方/ 人間と神化―自然・本性の存在論的ダイナミズム/ 神への背反(罪)と、その結果たる身体の腐敗と死とは、アレテーへと変容せしめられる/ 無限と卓越した否定/ 神学・哲学の諸問題 ほか)
【著者紹介】
谷隆一郎 : 1945年、岡山県生まれ、神戸に育つ。1969年、東京大学工学部卒業、1976年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。九州大学教授を経て、九州大学名誉教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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