マギー・シプステッド

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グレート・サークル

マギー・シプステッド

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152102621
ISBN 10 : 4152102624
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

飛行機は、わたしの一部で飛ぶことは、世界のすべてだった。1950年、地球一周飛行挑戦中に消息を絶った女性飛行士。2014年、その飛行士を演じることになったハリウッド女優。残された航空日誌が繋ぐ、二つの人生の円。英国最高峰ブッカー賞最終候補作。

【著者紹介】
マギー・シプステッド : 1983年、カリフォルニア生まれ。ハーヴァード大学、アイオワ大学を卒業後、2012年にSeating Arrangementsでデビュー。ロサンゼルス・タイムズ文学賞の新人部門とディラン・トマス賞を受賞した。第三長篇となる本書『グレート・サークル』は2021年のブッカー賞、2022年の女性小説賞、それぞれの最終候補に選出され高い評価を受けた。また、トラベルライターとしてニューヨーク・タイムズ紙に記事を寄稿するなど精力的に活動している

北田絵里子 : 英米文学翻訳家、関西学院大学文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヘラジカ

    物語の楽しさを存分に味わわせてくれる超大作。一人の飛行士のみならず、その周囲の人間の人生を含めて波乱曲折のスペクタクルを堪能できた。実に豪奢な作品である。しかし、如何せんあまりにも肥大化しすぎており、「奢侈」と言う言葉も似あいそうだと感じたのも事実だ。無駄が多いとは言わないが、果たしてここまで量感を持たせる意味があったのだろうか。大河ドラマのような面白さはあっても、歴史に残る名作と感じられるほどのダイナミズムはなかった。半分のページ数でももっと印象に残る作品は多い。傑作ならぬ、良作止まり。

  • 小太郎

    800頁超の大作に、初めは戸惑っていましたが読み続けるともう後が気になっての一気(と言っても2日がかり)読みでした。正しく大河小説とはこんな本の事を言うのだと思います。主人公の女性パイロット、マリアンの波瀾万丈の一生を描き切った一冊でした。少々長すぎかなと思う所もありますがそれを含めての至福の読書時間でした。特に脇を固める登場人物のキャラ立ち。大戦前後の史実を巧みの融合した歴史小説としての読み応えなど、終わりそうで終わらない何処までも続く物語に魅了された2日間でした。★4.5

  • 星落秋風五丈原

    グレート・サークル(大円)とは球を完全に二等分したときその切り口に現れる円のこと。空の世界に魅了されてきた命知らずの女性パイロットマリアンが、南北の極点を経由する大円に近いルートでの地球一周飛行に旅立つ。本編はパーツを組み立てて飛行機が飛び立つように深い味わいの物語が組み合わさって一つの大河物語を成す。舞台はモンタナ、シアトル、スコットランド、ヴァンクーヴァー、アラスカ、ニューヨーク、イングランド、ニュージーランド、ハワイ、北極/南極、ロサンゼルス、陸、海、空を網羅しており、グレート・サークルを描く。

  • 碧緑(あおみどり)

    過去3年に読んだ小説の中でトップ3に入る秀作。作品の長さには意味がある。マリアン・グレイブスという戦前から戦後を生きた架空のアメリカ人飛行家が第一の主人公。映画でマリアンを演じることとなった女優のハドリーが第二の主人公であり、マリアンとその周辺の真実を知っていく(意識的にでなく、偶然)語り手となっている。マリアンは当時としては異質な女性だが、その周辺に弟ジェイミーの初恋の女性サラなど、平均的な価値観の女性を置くことで作品としてバランスがとれている。ラスト5%の展開といったら。ネタバレなしで読んで欲しい。

  • ケイトKATE

    女性飛行士マリアン・グレイヴスの生涯と、マリアンを演じることになった女優ハドリー・バクスターがマリアンの人生に迫る物語。過去と現在が交互に登場する展開は『サラの鍵』に似ているが、ページが進む内に話が繋がっていく『サラの鍵』に対して、『グレート・サークル』はハドリーがマリアンを演じるため向き合っているとはいえ、影響を受けているとは思えなかったし、そもそもハドリーのエピソードは必要がない気がした。男性中心の飛行士の世界に飛び込んだマリアンの奮闘に共感する所はあるが、全体的に話が間延びして楽しめなかった。

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