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君主論 新版 中公文庫

マキアヴェルリ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122065468
ISBN 10 : 4122065461
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「人はただ結果だけで見てしまう」「加害行為は、一気にやってしまわなくてはいけない」「愛されるより恐れられるほうが、はるかに安全である」等の文言で、目的のためには手段を選ばない権謀術数の書とレッテルを貼られ「マキアヴェリズム」という言葉を生んだ古典的名著の隠された真髄。

目次 : 君主国にはどんな種類があり、その国々はどのような手段で征服されたか/ 世襲の君主国/ 混成型の君主国/ アレクサンドロス大王が征服したダレイオス王国は、大王の死後も、後継者への謀反が起きなかった。その理由はどこにあるのか/ 都市、あるいは国を始めるにあたって、征服以前に、民衆が自治のもとで暮らしてきたばあい、どうすればよいか/ 自分の武力や力量によって、手に入れた新君主国について/ 他人の武力や運によって、手に入れた新君主国について/ 悪らつな行為によって、君主の地位をつかんだ人々/ 市民型の君主国/ さまざまの君主国の戦力を、どのように推しはかるか〔ほか〕

【著者紹介】
マキアヴェリ : 1469年生まれ。フィレンツェの政治思想家。少年時代より独学で古典教養を身につける。外交・内政・軍事の官僚政治家となり国内外で活躍、様々な型の君主と身近に接する機会を持つ。政変にともなって追放処分を受け、失意の日々に『君主論』を執筆、没後出版された。危機的状況を踏まえた激しい内容から権謀術数に長けた非道な思想家と呼ばれたが、一九世紀になって、同時代のレオナルド・ダ・ヴィンチ同様人間を冷徹な目で観察し科学的に認識した人物として高く評価される。1527年没

池田廉 : 1928年(昭和3)、東京都生まれ。京都大学文学部卒。京都大学大学院修了。大阪外国語大学教授を経て同大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 佐々陽太朗(K.Tsubota)

    本書を読んで分かったのは、本書が私が予想したように難解な書ではないこと。マキアヴェリの論旨は明快。そのような論旨に至った理由をマキアヴェリが生きた時代と過去の事例を引きながらつまびらかにしてくれる。さらに注釈が丁寧に施されており、歴史に疎い私にはありがたかった。五百年も前に書かれたものであっても今の時代に応用可能な絶対的教訓は、マキアヴェリがいかに透徹した洞察力に富んでいたかを物語る。

  • nobi

    マキアヴェリの方が100年近く先に生まれているのに、シェイクスピアを読んでいたんだろうかと思うほど双方の権謀術数渦巻く世界は似ている。神話の時代からいつの世も人間の本性は変わらぬということか。君主であれ庶子であれ、生き延びるための権勢を求めての謀りごとも加害行為も当然の如く描かれる。道徳観念を一旦拭い去ることのできる二人の豪胆さを見る思い。マキアヴェリの方がより非情に見えるのは、登場人物の躊躇も悔恨も描く戯曲という形ではなく、人心掌握さもなくば抹殺をといったメディチ家当主への指南書として著わされたからか。

  • koji

    長年「中小企業経営者」を見続けてきた者として、また今の為政者達の勝手な振る舞いを見ている者として、(その言葉は何度も聞いてきたものの)1回本書を確り読みたいと思っていました。そして、@15世紀後半から16世紀前半のイタリア情勢、A作者の書記官としての辣腕ぶり、、B反メディチの陰謀の巻き添えを喰らったこと等この書のバックボーンと、大衆が安定した生活を営むためになぜ君主が権謀術数を巡らせるべきか漸く理解できました。では、もっと早くよむべきだったか。難しいですが、私は今のタイミングで良かったかなと思っています

  • inami

    ◉読書 ★3.5 多くの作家(齋藤孝、鎌田弘毅、成毛眞・・等)の「古典の推薦本」に必ずといっていいほど挙がる本書。特に引き合いに出されるのが、「君主にとって、恐れられるのと愛されるのと、さてどちらがよいか」ということに対し、マキアヴェリは君主に「愛されるよりも恐れられた方がいいと助言する」。他にも「人間は恐れている人より愛情をかけてくれる人を、容赦なく傷つける」、「決断力のない君主は、多くのばあい中立の道を選ぶ」など・・現下の国際社会のトップも参考にしているのかなあ・・トランプは本読まないな(笑)

  • たかしくん。

    新訳で再読、と言ってもあまり新訳感はない。結局は「良い人だけでは、マネジメントはできません。」って、ことかな! 以下、著者ならではの下りを。「民衆というものは、頭をなでるか消してしまうか、そのどちらかである」「君主は、たとえ愛されなくても、人から恨みを受けることがなく、しかも恐れられる存在でなければならない」「運命は女性に似てつねに若者の友である。若者は思慮を欠いて、荒らしく至って大胆に女性を支配するものだ」等。チェーザレボルジアも読んでみたい。

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