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バルコニーの男刑事マルティン・ベック 角川文庫

マイ・シューヴァル

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041014783
ISBN 10 : 4041014786
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ストックホルム中央の公園で女児の死体が見つかった。彼女は前年、不審な男に話しかけられ、警察に証言を残していた。そのわずか二日後に別の公園で新たに少女が殺害され、ストックホルム市民は恐怖に打ち震えた。連続少女暴行殺人事件に、刑事マルティン・ベックは仲間と事件に取り組むが、手がかりは三歳の男の子のたどたどしい証言と、強盗犯の記憶のみ。捜査は行き詰まる――。警察小説の金字塔シリーズ・第三作!

【著者紹介】
マイ・シューヴァル : 1935年、ストックホルム生まれ。雑誌記者・編集者を経て65年から10年間ペール・ヴァールーと“マルティン・ベック”シリーズを10作書き上げる

ペール・ヴァールー : 1926年、スウェーデン南部西海岸ハランド県ツールー生まれ。新聞記者を経て作家生活に。62年、執筆中の本の編集者マイ・シューヴァルと出会い、63年から共同生活。75年、没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読み応えがある。40年以上前の作品とは思...

投稿日:2021/04/11 (日)

読み応えがある。40年以上前の作品とは思えない。 現代の日本にも通じるところがある。聞き込みの中に重大な情報が隠れていることがある。

murphy burnard さん | 兵庫県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケイ

    最初の緊張するシーン。そこで犯罪は何も起きておらず、それが何を意味するかも分からないのに、一言一句を読み飛ばさないようにさせる何かがある。その男の行為の何かを感じて読み直して、行間の中の時間の経ち方が何か変だと思った。それはどういうことか? 最初のハードボイルドさと、その後の警察署の様子がどこかズレている。警察官たちの方がずっと人間的だからかもしれない。突然の幕切れの後、いきなりヨー・ネスボの解説。驚くことに、彼の作品を続けて2冊読んだところで、妙な縁を感じた。ネスボのその2冊もサイコーだった

  • 修一朗

    マルティンベックシリーズ3作目は実事件をモデルにしていいるんだそう。警察小説にサイコキラーを持ち込んだはしりなのだ。この作品からストックホルムの地図がついたので大分助かった。黒川作品のようにややこしい地名と共に捜査の足取りをみっちり描き込むのが特徴なので。三カ月も夏休みがあって土日は別荘で過ごす優雅な生活ぶりと麻薬がはびこる陰鬱な社会背景のコントラストにも慣れてきました。あれあれっていうラストも含めて本物の警察をなぞったような捜査ぶりを堪能しました!次「笑う警官」へ。

  • 巨峰

    ストックホルムで起こった連続少女殺人事件。目撃者が3歳の幼児と、やっと警察が逮捕した強盗犯しかいないという不利な状況の中。マルティン・ベック警部率いる警察官たちの必死の捜査が犯人を追い詰めるシリーズ第三作。60年前の作品だけど、捜査の過程が綿密に描かれており飽きさせない魅力がある。犯人逮捕の物語の結末のリアルさも特徴的。一気読み必至の作品です。

  • yumiko

    待ってました!のマルティン・ベックシリーズ。今作より金髪巨漢ラーソン登場。ストックホルムで起きた幼女連続殺害事件。市民は恐怖で震え上がり、捜査はいち早く行き詰まる。しかし糸口は思わぬところに…。50年前の作品であるけれど、まったく古臭さを感じないどころかネットや携帯電話がないこともさほど気にならない。やはり捜査を推し進めていくのは、刑事たちの地道な働きと経験に支えられた勘に他ならないからだろう。刑事の私生活や派手な立ち回りがない分地味と言えば地味。でもそこが落ち着いた好きなところ♪また一年待つのが辛い…

  • ふう

    書店へ行くとつい北欧ミステリーを手に取ってしまいます。暮らしやすそうなイメージの国で起こるむごたらしい事件に、社会制度では救いきれない人間の愚かさを感じます。そして、犯人を捕らえるために、警察官たちが睡眠時間を削り、家族に非難されながらも捜査にあたる姿勢が、なぜかとても人間的に思えて応援したくなってしまいます。基本的な人権を守る意識にも共感できます。刑事マルティン・ベックが、子どもを守るために自警団を作った市民に対して、それは法治国家では許されないことだと説く場面がよかった!

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