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儀式をゲーム理論で考える 協調問題、共通知識とは

マイケル・s-y.チェ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622090519
ISBN 10 : 4622090511
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

他の人々の知識についての知識が、集団の行動に参加したいと思う要因となる。その仕組みについて、国王の行進、円形構造の市議会会議場、映画『波止場』のシーン、スーパーボールで流される広告ほかの、文化・社会現象を、ゲーム理論の「協調問題」と「共通知識」を応用して解き明かす。共通知識が安易に生成される、昨今のSNS時代にも通ずる課題の本質とは?2001年に先取りで考察していた本書を、新たに「序文」「あとがき」を加えて刊行する。

目次 : 1 はじめに(この本は何の役に立つか/ 議論/ 協調問題/ 共通知識/ 議論の由来)/ 2 理論を応用する(式典と権威/ 儀式はいかにはたらくか/ 内向きの円形構造/ 『波止場』/ 大宣伝は効果がある/ 公共化の価格/ 強い紐帯と弱い紐帯/ 一望監視刑務所の礼拝堂)/ 3 理論を磨く(競合する説明/ 共通知識は見果てぬ理想?/ 意味と共通知識/ 共通知識の競い合い/ 共通知識と歴史/ 共通知識と集団アイデンティティ)/ 4 おわりに/ 付録 ダイアグラムで議論を表現する(協調問題をモデル化する/ メタ知識をモデル化する/ なぜ共通知識は協調問題の解決に役立つのか)

【著者紹介】
マイケル・S‐Y.チェ : シカゴ大学、ニューヨーク大学、ユタ大学などの勤務を経て、現在、カリフォルニア大学ロサンゼルス校政治学部教授、政治学部学部長。The American Journal of SociologyとThe Journal of Economic Behavior and Organizationのアソシエイト・エディターを務める

安田雪 : 東京生まれ。1986年国際基督教大学卒業。1993年コロンビア大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。立教大学社会学部、東京大学大学院ものづくり経営研究センター特任准教授などを経て、関西大学社会学部教授。カリフォルニア大学予防医学部客員研究員(2019‐2020)。シカゴ大学ブース・ビジネススクールの聴講などの経験を通し、一貫してネットワーク分析に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ニッポニテスは中州へ泳ぐ

    ☆=5/5 テレビ広告が紐帯にもたらす効用、デモ活動の規模の大小、議会や監獄などの建築構造が人に働きかける仕組み・・・「ゲーム理論」という道具一本で社会現象を幅広く説明。 ゲーム理論に基づいて定義される「共通知識」をめぐる議論が主軸。 例:金曜ローでラピュタが流れている時、私が受像機を通じて受け取ってるのは「ジブリ製物語」の内容だけではない。「今、他の人も同じ内容を見ている」という暗黙のメッセージもそこにある。(サブスクで各々が好きなタイミングで鑑賞する場合、「今他の人も見ているのかどうか」はわからない)

  • Go Extreme

    この本は何の役に立つか: 議論 協調問題 共通知識 議論の由来 理論を応用する: 式典と権威 儀式はいかにはたらくか 内向きの円形構造 『波止場』 大宣伝は効果がある 公共化の価格 強い紐帯と弱い紐帯 一望監視刑務所の礼拝堂 理論を磨く: 競合する説明 共通知識は見果てぬ理想? 意味と共通知識 共通知識の競い合い 共通知識と歴史 共通知識と集団アイデンティティ ダイアグラムで議論を表現する 協調問題をモデル化する メタ知識をモデル化する なぜ共通知識は協調問題の解決に役立つのか

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