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ISBN 10 : 4887137281
Content Description
いま教育で正統とされているのは、誰の知識で、誰の利益に役立つものなのか?―1980年代以降、米国において急速に再編成されつつある教科書、カリキュラム、教育方法等を具体的に取り上げ、公的・中正な知識として教育に注入される言説に込められた、社会的不平等是正を阻む非民主的イデオロギーを鋭く剔出し、新たな対抗教育力の創造を促す、まさに今日の日本にとっても時宜を得た書。
目次 : 第1章 序―オフィシャル・ノレッジ(公的知識)をめぐるポリティックス/ 第2章 常識(Common‐Sense)をめぐるポリティックス―なぜ右派は勝利しつつあるのか/ 第3章 文化のポリティックスと教科書/ 第4章 オフィシャル・ノレッジを規制する/ 第5章 虜になった視聴者の創造―学校向け放送番組「チャンネル・ワン(Channel One)」とテクストの政治経済学/ 第6章 とどのつまり誰のためのカリキュラムなのか?/ 第7章 「よお、元気だぜ」―学校における新しい知識の創造をめぐる芸術とポリティックス/ 第8章 教育方法のポリティックスとコミュニティの形成/ 付論―教育、権力、そして、個人史(インタビュー)
【著者紹介】
野崎与志子 : ニューヨーク州立大学バッファロー校教育系大学院教育指導・政策学部Assistant Professor
井口博充 : ニューヨーク州立大学バッファロー校アジア研究専攻Visiting Professor
小暮修三 : 東京海洋大学非常勤講師
池田寛 : 大阪大学大学院人間科学研究科教授。2003年2月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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