Product Details
ISBN 10 : 400431870X
Content Description
「尊厳」は人権言説の中心にある哲学的な難問だ。概念分析の導入として西洋古典の歴史に分け入り、カント哲学やカトリック思想などの規範的な考察の中に、実際に尊厳が問われた独仏の判決などの事実を招き入れる。なぜ捕虜を辱めてはいけないのか。なぜ死者を敬うのか。尊厳と義務をめぐる現代の啓蒙書が示す道とは。
目次 : 第1章 「空っぽ頭の道徳家たちの合い言葉」(たわごと?/ キケロとそれ以降/ カント/ 優美と尊厳/ 尊厳と平等/ ヒエラルキー/ 権利を敬うことと。敬われる権利)/ 第2章 尊厳の法制化(尊厳ある小びと/ ドイツ/ カント的な背景―人間性の定式/ カトリック思想とドイツ連邦共和国憲法/ ダシュナー事件と航空安全法/ 一貫した解釈はあるか/ 主意主義/ 結論)/ 第3章 人間性に対する義務(人間主義/ 功利主義者の応答/ 外在主義/ 人間ではないものが、内在的に善きものであるかもしれない/ 義務/ カント/ プラトン主義なき義務)
【著者紹介】
マイケル・ロ-ゼン : 政治哲学者。イギリス生まれ。オックスフォードとフランクフルトで学び、現在、ハーバード大学政治学科教授
内尾太一 : 麗澤大学国際学部准教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了
峯陽一 : 同志社大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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フム
読了日:2021/06/09
sayan
読了日:2021/04/18
テツ
読了日:2024/04/04
buuupuuu
読了日:2021/05/02
rabbitrun
読了日:2023/10/04
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