マイケル・バー=ゾウハー

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復讐者たち 新版 ハヤカワ文庫

マイケル・バー=ゾウハー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150504434
ISBN 10 : 4150504431
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

600万のユダヤ人を虐殺したナチスのトップたちは、敗色が濃くなると罪を逃れようと世界中に逃亡した。大虐殺の首謀者アイヒマン、ゲシュタポ長官ミュラー、アウシュビッツの医師メンゲレらだ。一方、生き延びたユダヤ人たちは報復計画を練った。地球の果てまで追跡し復讐を完遂するために!スパイ小説の巨匠が、十数か国100余人への取材をもとに、真相と復讐者たちの内面に迫る不朽の名作ドキュメント。

目次 : 第1部 初期の復讐者たち(最初の復讐/ ユダヤ人のお通りだ!/ “ドイツ大隊” ほか)/ 第2部 逃亡(難攻不落の要塞/ 沈む船からネズミは逃げる/ “シュロイゼ” ほか)/ 第3部 ナチ戦犯の追跡(アイヒマンを捕らえた男/ 三人の真の追跡者たち―ジーモン・ヴィーゼンタール、トゥヴィア・フリードマン、そしてヘルマン・ラングバイン/ ドグレル作戦の大失態 ほか)

【著者紹介】
マイケル・バー=ゾウハー : イスラエルの作家。1938年ブルガリアに生まれ、48年にイスラエルに移住。ヘブライ大学を卒業後、パリ大学で政治学と国際関係論の博士号を取得。第2次、第3次、第4次中東戦争に従軍後、ハイファ大学、アメリカのエモリー大学で教鞭を執り、イスラエルの国会(クネセト)議員や国防相モシェ・ダヤンの顧問も務めた。スパイ小説の巨匠として知られる

広瀬順弘 : 1932年生、2007年没、青山学院大学英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Tetchy

    俎上に挙げられた復讐譚が果たして是なのかと云えば甚だ疑問だ。但しそれぞれの国に様々な民族がおり、彼ら彼女らのDNAに刻まれた価値観は一民族である日本人の尺度で測るのは寧ろおこがましいと云えるだろう。過去に生きるのではなく、未来に目を向け、民族の復興と更なる繁栄を目指すべきではなかったかと疑問に思う。ドイツ人がユダヤ人を虐殺し、戦争終結後、今度はユダヤ人がドイツ人を追って暗殺する。次はアジアでも同じことが起きるのかもしれない。残念ながらバー=ゾウハーが本書を綴った60年代から世界は何も進歩していない。

  • つちのこ

    2021年公開の同名映画はユダヤ旅団やナカムによる報復活動を中心に描かれたが、原作を読むとこれはエピソードのほんの一部でしかない。ユダヤ人はナチの不条理に対して決して羊のようにおとなしく殺されたわけでなく、戦時中の早い段階から抵抗活動があったが、事実があまり前面に出てこなかったのは、強固なナチスのイメージを創るためのプロパガンダによるものだと分かった。ナチ戦犯のアイヒマンの拉致やボルマン、メンゲレの逃亡とそれを追うイスラエル諜報員の追跡はさながらスパイ小説のようにリアルだが、反ユダヤ団体のみならず、⇒

  • ♪mi★ki♪

    ナチス崩壊から20年に渡るユダヤ人達のナチス残党への復讐の記録。膨大な人名が出てくるので結構大変。何の罪もなく殺されまくったんだから、私は復讐を否定しないし、その過程で略奪行為をしなかったのも評価する。あの頃確かにユダヤ人は被害者だった。でもね、もう50年も前に書かれた本で作者もユダヤ人。イスラエル建国後のやりたい放題を知っている現代人にしてみたら「被害者だったんだから、被害者の気持ちわかるよね?パレスチナで罪の無い子供殺戮してるよね?他にも色々裏でやってるよね?」と読後一言言ってみたい気がしたのも事実。

  • リキヨシオ

    600万人をナチスドイツに殺害されたユダヤ人。語られるのはユダヤ人の一部が被害者から復讐者に変わりナチスの残党を処刑していく「復讐の連鎖」。一度始まると時間が経過するごとに肥大化する「報復の連鎖」を止めるにはどちらかが復讐を止まるしかない。ただ当事者になってしまうと負の感情を止めるのはとても難しい。だから被害者でもなく加害者でもない冷静な立場の自分達だからこそ冷静に考える事が必要だと思った。

  • くさてる

    第二次世界大戦後。ユダヤ人を虐殺したナチスの生き残りを追い詰めるユダヤ人の復讐者たちの姿を描いたノンフィクション。復讐者たち、と言いつつも、その道のりは平たんなものではないし、成功するとは限らない。復讐という行為の空しさについても触れられる。なにより、いくら戦犯を追い詰め投獄し殺害しても、その数はとてもではないけど犠牲になったユダヤ人の数には及ばない。死んだ者は生き返らない。のちにスパイ小説の大家となった著者によるものだけに、小説のような迫力に満ちた一冊でした。

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