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クラウゼヴィッツ 「戦争論」の思想

マイケル・ハワード

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784326351824
ISBN 10 : 4326351829
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

世界的権威による最高峰の解説書、ついに完訳。『戦争論』はどうやって生まれたのか?なぜ不朽の名著になったのか?そしてその本質はどこにあるのか?戦略論の巨匠が深く、鋭く読み解いていく。クラウゼヴィッツの偉大さを知らしめた名著が監訳者解説つきで登場!

目次 : 第1章 クラウゼヴィッツの生涯/ 第2章 戦争における理論と実践/ 第3章 戦争における目的と手段/ 第4章 制限戦争と絶対戦争/ 第5章 クラウゼヴィッツの遺産

【著者紹介】
マイケル・ハワード : イギリスの歴史学者、戦史研究者。1922年生まれ。第二次世界大戦ではイタリア戦線で従軍。戦後、オックスフォード大学クライストチャーチ校を卒業して研究の道に進み、1947年にロンドン大学キングスカレッジに赴任、戦争学部の創設に尽力した。1970年からはオックスフォード大学オールソウルズカレッジのチチェリー講座教授、現代史欽定講座教授などを歴任し、その後アメリカにわたってイエール大学歴史学部に軍事史・海軍史講座担当教授として赴任、1993年に退職した

奥山真司 : 国際地政学研究所上席研究員、青山学院大学などで講師。専門は地政学、戦略研究。1972年生まれ。カナダのブリティッシュ・コロンビア大学を卒業。英国レディング大学大学院で修士号(M.A.)と博士号(Ph.D.)を取得。戦略学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Shin

    「戦争をどう戦うか」ではなく「戦争とは何であるか」の本質を捉えた名著である『戦争論』。本書はオックスフォード大学出版による「超短入門シリーズ」の邦訳なのだけど、難解な原著の要点を簡潔に整理しているだけでなく、書かれた時代的背景なども歴史家の観点で鋭く分析されており、一粒で何度も美味しい的な良書。「本質を取り出す」という知的営為のお手本のようでもあり、表面的な理屈に流されがちな日々の戒めのためにも、いつも見えるところに置いておこう。

  • パット長月

    浩瀚にして難解で鳴る名著の、高名なる碩学による解説本。とはいえ、薄い本で、かつ翻訳も良く、極めて密度の濃い圧縮された内容ながら、ストレスなく、ウクライナ情勢やら、わが国の防衛論議やら、時局についていろいろと考えながら読むことができた。

  • ジャン

    戦争の帰趨は国の軍事費や科学技術力を見れば大体分かると言いたくなるが、クラウゼヴィッツは一筋縄では行かない戦場のリアルに基づく冷徹な分析を展開する。実際の戦争は、兵士の士気などの「精神力」に左右されるし、戦闘は地形や気象といった「摩擦」や相手の出方を受けた「相互作用」にも影響を受ける。現代の戦争を考えるには、経済的要素や情報戦・認知戦など不足があるのは当然だが、兵士の士気や防御優勢の視点など、例えばロシア・ウクライナ戦争を考える上での有用性があるのはよく分かった。

  • Studies

    まずまずよい

  • 八八

    本著は各分野の入門書として名高いオックスフォードベリショートイントロダクションの"クラウゼヴィッツ"について扱った刊の邦訳である。著者は軍事史の大家であるマイケルハワードによるもので、読み応えも入門としても充分な内容である。クラウゼヴィッツの半生をおさえつつ時代背景を論に落とし込んでいることが特徴である。このことは、著者が歴史家の視点から解説を試みている証であろう。

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