Product Details
ISBN 10 : 4326154268
Content Description
2歳未満の子どもですら示す、他者への援助や協力といった行動の由来は何か。それを可能にする認知システムとその進化的起源を探る。
本書は類人猿や乳幼児を対象とした研究成果をもとに、「ヒトが協力を行うのは学習の成果ではなく、生まれつきの性質である」というトマセロの主張をコンパクトにまとめ、さらに分野の異なる四人の研究者が、それぞれの立場から的確なコメントを加えている。近年急速に拡大してきた協力行動や共感をめぐる研究の最先端を紹介する一冊。
序章
T ヒトはなぜ協力するのか
第一章 助けるように生まれてくる(そして育てられる)
1 援助すること
2 知らせること
3 分けあうこと
4 互恵性と規範
第二章 インタラクションから社会制度へ
1 連携と協力
2 寛容と信頼
3 規範と制度
第三章 生物学と文化が出会うところ
U フォーラム
ジョーン・B・シルク
キャロル・S・デック
ブライアン・スキームズ
エリザベス・S・スペルキ
謝辞
訳者解説とあとがき
文献と注釈
事項索引
人名索引
【著者紹介】
マイケル・トマセロ : 1950年生まれ。1980年、ジョージア大学にて博士号(心理学)。マックス・プランク進化人類学研究所共同所長。2006年ジャン・ニコ賞受賞(哲学および認知科学への貢献)
橋彌和秀 : 1968年、広島県生まれ。京都大学大学院理学研究科博士後期課程霊長類学専攻修了。1997年博士(理学・京都大学)。九州大学大学院人間環境学研究院准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .
