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戦後日本のジャズ文化 映画・文学・アングラ

マイク・モラスキー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784791762019
ISBN 10 : 4791762010
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2005
Japan

Content Description

ジャズはいかに受容され、いかに多くの表現者たちの源泉となってきたか。黒澤明からアニメまで、ジャズ喫茶からジャズ革命論まで、異色のジャズ文化論書き下ろし。戦後カルチャー論の空隙を突く野心作。〈受賞情報〉サントリー学芸賞社会・風俗部門(第28回)

【著者紹介】
マイク モラスキー : 1956年米国セントルイス市生まれ。シカゴ大学大学院東アジア言語文明学科博士課程修了(日本文学で博士号)。ミネソタ大学アジア言語文学部準教授。専攻:現代日本文学。とくに日本・沖縄戦後文学を中心に幅広い視野と精緻な分析力で研究。70年代からのべ10数年にわたって日本に滞在。ピアニストとして東京のジャズ・クラブなどに出演することもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ひばりん

    アメリカ人であり、自らもジャズ喫茶で演奏するプレイヤーの立場から、社会学的に日本のジャズ史を総括する一冊。日本におけるジャズ観が、アメリカにおけるジャズ観ともズレながら、独自文化として熟成されてきたことが力説される。淡々と歴史が分析されるかと思いきや、後半に入って阿部薫氏への愛に溢れた批評が展開されるところは読み応え十分。タモリが取締役を務めたジャズ喫茶も、コロナ騒動で閉店したとニュースで聞いた。日本に根付いた草の根ジャズ文化が終焉に向かうのか、それとも?あらためて歴史を再訪すべき時期が来ている。

  • 子音はC 母音はA

    戦後にジャズが日本でどのように受容されていったかを映画や文学の表象批評、関係者のインタビュー等を通して読み解く。ジャズの音はレコードやCDなど再生可能な媒体ではなく生の音で受容すべきという記述が所々ある。多様なジャズ論の引用が乱舞する。

  • Mitsutoshi

    石原裕次郎の「嵐を呼ぶ男」もそういえばジャズだね!このころはジャズは日本では不良の音楽なんだ。五木寛之の「さらばモスクワ愚連隊」もベースにジャズがある。このころからジャズは少し複雑に解釈されているのかな。60年代・70年代にはジャズ喫茶が独特の文化圏をつくっていた。この空間が生んだ日本ならではのジャズ文化はジャズを高尚にはしたが、複雑に近づきがたいものにしたかもしれない。ピンク映画からジャズ喫茶までジャズが与えた文化的な影響は小さくないということがわかる。

  • redlorry

    ジャズ好きな外国人がジャズを通してみた戦後日本の昭和史だ。よくここまで調査した。賞賛に値します。

  • sviurr

    日本におけるジャズの受容について。ジャズ喫茶の話は世代が違うのでピンとこなかったがフリージャズとピンク映画の関わりとか、黒澤映画におけるジャズの位置づけなど興味深い。

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