マイクル・クライトン

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アンドロメダ病原体

マイクル・クライトン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150412548
ISBN 10 : 4150412545
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

事件はアリゾナ州の小さな町、人口48人のピードモントで起きた。町の住人が一夜で全滅したのだ。軍の人工衛星が町の郊外に墜落した直後のことだった。事態を重視した司令官は直ちにワイルドファイア警報の発令を要請する。宇宙からの病原体の侵入…人類絶滅の危機にもつながりかねない事件に、招集された四人の科学者たちの苦闘が始まる。戦慄の五日間を描き、著者を一躍ベストセラー作家の座に押し上げた記念碑的名作。

【著者紹介】
マイクル・クライトン : 1942年、イリノイ州シカゴ生まれ。ハーバード大学で人類学を専攻後、ハーバード・メディカル・スクールを卒業。在学中からペンネームで小説を書きはじめ、1968年に発表した『緊急の場合は』でアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞を受賞。1969年発表の『アンドロメダ病原体』で世界的なベストセラー作家となった。その後も、次々と話題作を生み出した。映画監督としても「ウエストワールド」「コーマ」「大列車強盗」などの傑作を手がけ、また人気TVシリーズ「ER 緊急救命室」の製作者としても知られている

浅倉久志 : 1930年生、2010年没、1950年大阪外国語大学卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ケイ

    ジュラシックパークの作者が20代のハーバードの医学生だった頃に書いた作品。恐竜の話より、頭でっかちな感じがするのはそのせいかと納得するが、面白さはこちらに軍配。人工衛星が落ちたアリゾナの小さな町の住民がほぼ全滅する。それを調べる四人の科学者の戦いの記録。アリゾナ、コロラド辺りを車で10日間かけてまわった旅行を思い出した。あの赤く、サボテンしかない、荒涼とした風景の中のハイウェイをひたすら進むうちにあった巨大なクレーターの跡。作者もあれを見てインスピレーションを受けたのではないかと思った。

  • まふ

    1969年初版のSF。アリゾナ州の田舎町の住民全員が突然死した。その調査・対策のために科学者の特別チームが編成され検討の結果、原因は全く新たな地球外細菌であり核爆弾により細菌の力を封じ込める作戦をとることにする。ところがその対策では全く逆の結果を招くことがわかる。セットした核爆発の時刻は刻々と迫る…。リアル感がスゴイ。細菌は地球で生まれ宇宙で育った「地球菌」とのことであり、この説明が事実として正しければ実際にJAXAなどではどのような「細菌」対策をしているのであろうか、と思ったりした。G1000。

  • yumiko

    「ジュラシック・パーク」のマイクル・クライトン、26歳の時の出世作。宇宙から帰還した衛星に付着した未知の物質。それは瞬時に人間を殺傷する力を持っていた…。苦手なSFとは思えないくらいページが進む。恐ろしい事態が起こったのはなぜ?それをどう解決する?といった部分がミステリーに近いからかも。図やデータを駆使した臨場感ある演出が、まるでドキュメンタリーを読んでいるかのようだった。ラストは少し駆け足で煙に巻かれてしまったけれど(パニック映画とかでありがち)、それで印象が損なわれることはなかった。面白かった!

  • 扉のこちら側

    2018年323冊め。【313/G1000】墜落した人工衛星により未知の病がもたらされる話だが、現実にもいつか起きそうだと不安になるようなリアルさがある。この手の話は得てして家族愛等の中心に描かれることが多いように思うが、この本では過度な情緒的エピソードがない分そう感じさせられるのだろう。ただ明らかにになってしまえば病気についてはあっさりしすぎているかな。

  • ベイス

    コロナ疲れ激しく、病原体との戦いの小説が読みたくて手にしたら、冒頭、宇宙から戻ったカプセルを回収するところからの大惨事。そう、はやぶさ2の成功に沸く今この瞬間とまさかのドンピシャシンクロで、そこからの展開も申し分なく、一気読みだった。ドキュメンタリータッチで、図表やデータの解析結果などあたかも国家機密を見せてもらってるような迫真のリアリティーが秀逸。次第に明らかになる未知の病原体の恐るべき性質…もしコロナも突然変異したら…と戦慄。人物描写か甘い、ラストがあっけない、などの批判は私は全く気にならず。

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