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ISBN 10 : 4788514605
Content Description
人類は、他の動物を圧倒して「支配的動物」となり、地球に君臨してきた。しかし今、その繁栄が地球環境を悪化させ、文明崩壊の危機を招いている。食糧危機、生物種の絶滅、自然資源の枯渇、環境汚染、オゾンホールの拡大、温室効果ガスの排出と地球温暖化―遺伝的淘汰と文化的淘汰は、目の前の敵や急速な変化に対応するメカニズムを進化させてきた。だが、グローバル化した現代にあって、環境のゆっくりとした変化こそが、もっとも致命的な脅威となった。これらの危機を回避することは可能だろうか?科学技術の進歩と価値観の変革を頼みとすることはできるのだろうか?
目次 : ダーウィンの遺産とメンデルのメカニズム/ 土手の雑踏/ はるか昔/ 遺伝子と文化/ 文化的進化―お互いをどのように関係づけるか/ 知覚、進化、信念/ 人口の増減/ 文化的進化の歴史/ 生(と死)の循環/ ヒトによる地球の支配と生態系/ 消費とそのコスト/ 新たな責務/ 地球の大気の変化/ エネルギー―尽きかけているのか?/ 自然資本を救う/ 統治―予期せざる結果に対処する
【著者紹介】
ポール・R.エーリック : スタンフォード大学生物科学部教授。同大学保全生物学研究センター所長。生態学、保全生物学、進化生物学の研究者として、昆虫の個体群の動態、植物と草食動物の共進化、地球環境への人口の爆発的増加の影響といったテーマに取り組んできた。論文や解説は900篇あまり、著書も40冊以上を数える。クラフォード賞(1990年)やブループラネット賞(1999年)をはじめ、多数の賞を受賞している
アン・H.エーリック : スタンフォード大学生物科学部、名誉シニアリサーチサイエンティスト。ポールとの共著多数。チョウやサンゴ礁の魚類の研究のほか、ポールとともに環境保護活動に取り組んでいる
鈴木光太郎 : 新潟大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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