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ISBN 10 : 4875024916
Content Description
いったい人間の理性は、もの言わぬ外部世界…宇宙…と内部世界…情動脳・反射能…の暗黙のメッセージを聴きとるほどに進化したのだろうか。人間の脳は、長い生物進化の歴史を内蔵している。人間が前期哺乳類から受け継いだ「情動脳」内で内部世界が外部世界に出会う場所が確信の座であり、この確信を定型化して表現したいという「理性脳」の衝動は、人間が爬虫類から継承した「反射脳」から生まれてくることを神経生理学的、臨床的研究によって示す。
目次 : 第1部 三つの脳の進化―知性の前駆活動に果たす役割(主観脳の学―主体的認識論“エピステミクス”に向けて/ 脳研究の新しい展開/ 中枢神経系と前脳の役割/ 自律神経系と大脳辺緑系の役割/ 反射脳の構造とはたらき ほか)/ 第2部 三つの脳と現代(品格と三つの脳/ 恋愛と三つの脳/ 三つの脳と三つのことば―シンボル、サイン、シグナル/ 宿命、自由意志、確信、五蘊説/ ハミルトンの包括適応度とマクリーンのエピステミクス ほか)
【著者紹介】
ポール・D・マクリーン : 1913年、ニューヨークに生まれる。エール大学、エディンバラ大学卒業。1940年にエール大学で医学博士号を取得。エール大学、ワシントン大学、ハーバード大学、チューリヒ生理学研究所を経て、1957年に米国国立精神衛生研究所に入所。1957年から1971年まで、同所神経生理学研究所所長。1971年から1985年まで、同所脳進化と行動研究所所長。1985年より同所嘱託。1971年米国神経病理学協会特別賞、1972年米国哲学会カール・スペンサー賞、1986年ソビエト連邦医学アカデミー賞受賞。2007年逝去
法橋登 : 1931年、東京に生まれる。1953年京都大学理学部物理学科を卒業。日立中央研究所に入り、国連国際原子力機構特別研究員などをつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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