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モダン・コンピュ-ティングの歴史

ポール・E.セルージ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784624000233
ISBN 10 : 4624000234
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

まだ見ぬ技術を追究する研究者、未曾有の市場に群がる企業家…。激動の時代に翻弄されつつも、コンピューターの世紀を夢見た人々による、もうひとつのアメリカ現代史。20世紀を俯瞰する技術と社会のクロニクル。

【著者紹介】
ポール・E.セルージ : スミソニアン航空宇宙博物館の航空宇宙電子工学およびコンピューティングのキュレーター(専門職員)。エール大学卒業、カンザス大学大学院にてアメリカ研究の博士号を取得。サウスカロライナ州クレムソン大学の教員(技術史)をへて、現職

宇田理 : 日本大学商学部准教授。早稲田大学商学部卒業。早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得。専門分野は、経営史

高橋清美 : 明治大学経営学部兼任講師。青山学院大学経営学部卒業。日本アイ・ビー・エム株式会社勤務をへて、明治大学大学院経営学研究科博士後期課程単位取得。専門分野は、経営史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • roughfractus02

    タイトルに「モダン」が冠されるのは第二次大戦後ユニバック開発から始まるからであり、「コンピューティング」なのは、従来の企業や主要人物伝的記述から計算機の技術開発に焦点を置くからだ。加えて、使用者に重心をおく点で、読者に専門用語を分りやすく解説する効果もある。スミソニアン博物館職員の著者は、展示情報の断片を歴史の流れで説明するように、個々の部品や形式言語開発のエピソードを人とコンピュータの関係でつなぐ。ミニコンからパソコンへの飛躍を辿る読者は、文化の本質が道具を目的を持って使うことで成長する点を再認識する。

  • Rootport Blindwatchmaker

    本書の初版が1990年代半ば、改訂版は2002年に書かれた。今からみると20年以上前に書かれた本であるにもかかわらず、終盤に書かれた未来予想には舌を巻いた。都会の混雑を緩和するために作られた自動車が、交通渋滞やスモッグをもたらしたように、WWWは新たな「負の効果」をもたらすだろうと書いている。まるで今の「ポスト真実」や「デジタル・ディバイド」「デジタル・タトゥー」などを予言するかのようだ!歴史を学ぶ価値を感じ取れる1冊。

  • mdoguti

    歴史はやはり歴史家が書かねば、と思わせた一冊。神格化された人・機械を過度に大きく扱わない、逆に、忘れ去られていても、歴史上重要な場合はきちんと取り上げるという態度に、技術史家の矜持を感じさせてもらえた。特に、通俗的な歴史では取り上げられない、ミニコンで起こったCPUアーキテクチャ上の画期(アドレッシングモードやDMA)について書かれていることに感心。著者には、ぜひベル、マルコーニ辺りから現在のスマホに至るまでの「通信の歴史」を書いてほしい。

  • Yoichiro Tanaka

    僕が産まれた1975年よりもずっと前の話から2003年ちょいくらいまで、コンピュータがどのように進化してきたかをかなり詳細に述べている本。日本の状況がもちろんすっぽ抜けているので、IBM PCの登場から現在までの話はかなり端折られているけど、その前までの「古典」部分は非常に面白い。が、8ビット時代のパソコンを経験した人でなければ、この本の半分ももしかしたら理解できないかも。とにかく懐かしい話ばかりがでてくる本でした。

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