ポール・J・ナーイン

Individuals/organizations Page

Books

オリヴァー・ヘヴィサイド

ポール・J・ナーイン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784875252887
ISBN 10 : 4875252889
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ヘヴィサイドは19世紀後半で最も物理学と電気工学に貢献した人物である。だがその割に評価されなかった。ほとんど独学で高級な電気工学と数学の知識を学んだあと、ヘヴィサイドは執拗な戦いをウィリアム・プリースに挑んだ。プリースは英国の郵便公社のボスで電気通信技術の発達を司っていた。プリースは強力な官僚で非常に傲慢であり、進歩の障害でもあった。憐れなヘヴィサイドの頼りは頭脳だけだった。それに対してプリースは絶大な権力を持っていた。彼らの戦いは非常に激しい人間と人間のぶつかり合いであり、一篇のメロドラマであった。

目次 : 第1章 ヘヴィサイドの生い立ち/ 第2章 青少年時代/ 第3章 初期の電信理論/ 第4章 電信に関するヘヴィサイドの初期の研究/ 第5章 えせ科学者/ 第6章 マクスウェルの電気学/ 第7章 ヘヴィサイドの電気力学/ 第8章 プリースとの闘い/ 第9章 四元数をめぐる大戦争/ 第10章 奇妙な数学/ 第11章 地球の年齢をめぐる論争/ 第12章 隠棲者の晩年/ 第13章 終章

【著者紹介】
ポール・J・ナーイン : 1940年、カリフォルニア生まれ、ニューハンプシャー大学教授、専門は数学、科学、科学哲学の歴史及び非因果的システムの数学、物理

高野善永 : 1943年長野県生まれ。1965年東北大学工学部通信工学科卒業。日本電信電話公社(現NTT)武蔵野電気通信研究所を経て、振動試験機メーカー(株)振研に2006年まで勤務。退職後は19世紀後半の電気理論の歴史などに関心を持ち、特にヘヴィサイド関連の資料の調査を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • プラス3

    電気工学でラプラス変換を学んだことのある人なら、ピンとくるこの名前。何をした人かというと”独学で数学・電磁気学を習得し、マクスウェル方程式を今の4つの式に書き直し(力学でいえばオイラーに該当)、交流回路の複素数を用いた解析方法・インピーダンスZの概念の考案、ほぼ独立にラプラス変換にたどり着き(δ関数も発見)、電離層の存在を予言した凄い科学者である。おびただしい数の引用・参考文献や数式の説明もあり、あまり読みやすくはないが、面白い、とある栄光なき天才の伝記でした。

  • こひた

    高等教育なし、在野でパラサイト生活を続けながら偉業、友人の支えと信念、サイモン・サイネックが好きそうな奇人。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items