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ISBN 10 : 4864883041
Content Description
定型韻文詩、自由詩、散文詩、散文を混在させ、挿絵とテクストを混淆させた詩人ヴァレリーの精神としての書物―「雑纂」「断章」の文学ジャンルの系譜を、新たな書法で切り開く“散文と詩の混淆”。ヴァレリー自身の手による銅版画挿絵入り初版本新訳の決定版。
目次 : メランジュとは精神のこと/ 人間なるもの/ 生と富/ “愛情”/ イレーヌのソネット/ 海/ 大聖堂/ グラースにて/ モンペリエ/ ジュネーヴ/ タイガー/ “同題”/ 秋/ 語らい(二つのフルートのために)/ 白鳥のいた幼年期/ ダイヤモンド/ 美/ 精神/ 黙れ/ 日常生活“虚空と充満”〔ほか〕
【著者紹介】
ポール・ヴァレリー : 1871‐1945。フランスの詩人・批評家。南仏の港町セットに生まれる。若き日にルイスやジッドと出会い、モンペリエ大学法学部を卒業後パリに上京し、マラルメに親炙する。1892年「ジェノヴァの夜」に象徴される青年期危機を経て文学放棄を決意、「テスト氏との一夜」発表後、長い沈黙期に入る。1917年、長詩『若きパルク』により文壇に復帰し、一躍脚光を浴びる。後半生は、アカデミー・フランセーズ会員、国際知的協力委員会フランス代表を歴任し、コレージュ・ド・フランスで「詩学」講座を担当するなど幅広く活躍した
鳥山定嗣 : 1981年、愛知県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学後、同研究科で博士号(文学)取得。現在、京都大学大学院准教授。専門はポール・ヴァレリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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