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人口は未来を語る 「10の数字」で知る経済、少子化、環境問題

ポール・モーランド

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140819531
ISBN 10 : 4140819537
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
橘明美 ,  

Content Description

40億、121、79000――国家の命運は人口が握る! 気鋭の人口学者による大胆な未来予測

超大国になるか発展途上のままか、経済的に豊かになるか貧困にあえぐか

○少子化は政策より個人の思想が影響する
○高齢化が進むと紛争が減る
○超高齢化社会・日本は未来の象徴

今後の社会を読み解くうえで多くの示唆を与えるユニークな教養書。

【著者紹介】
ポール・モーランド : 人口学者。ロンドン大学バークベック校アソシエイト・リサーチ・フェロー。オックスフォード大学で哲学・政治・経済の学士号、国際関係論の修士号を取得後、ロンドン大学で博士号を取得。イギリス、ドイツの市民権を持つ。作家・放送作家として、現代および歴史的な世界の人口動向について執筆・講演を行うほか、フィナンシャル・タイムズ紙、サンデー・タイムズ紙、テレグラフ紙など多くの新聞や雑誌に寄稿。ロンドン在住

橘明美 : 英語・フランス語翻訳家。お茶の水女子大学教育学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • よしたけ

    10の象徴的な数字を通して人口動態を語る。何れも「多産多死→多産少死→少産少死」に繋がり、近年では少産少死からそのまま出生率の低下が止まらなくなっている由。これは文化の問題になりつつあり、アフリカ以外の殆どの地域で発生。少子化国を見ると個人と社会集団の価値観のあいだに変化速度のずれがあり、その状態が長期化しているという共通点が見られるようだ。また、人口動態がその国の社会情勢に影響を与えるという分析は興味深く、学生運動が盛んだった1970代の日本と大人しめな現在日本の差にそれが表れていると感じた。

  • よっち

    超大国になるか発展途上のままか、経済的に豊かになるか貧困にあえぐか。国家の命運は人口が握る。今後の社会を読み解くうえで多くの示唆を与える人口学者による大胆な未来予測。乳幼児死亡率の低下、人口爆発後の人口ボーナス、急速な都市化の影響、出生率が低い社会の共通点、高齢化社会と暴力の関係、超高齢化社会の日本、人口減少が進む先進国、移民・人種問題と民族構成の変化、教育の発展が国にもたらす影響、人類の食料危機など、人口問題にまつわる10のポイントで増減する要素を解説していて、アフリカの動向が今後の鍵を握りそうですね。

  • ta_chanko

    70億を超えた世界人口は、今後おそらく100億近くまで増え、その後減少に転ずる。サハラ以南のアフリカやイスラエルを除く多くの国で合計特殊出生率は人口置換水準2.0に近づき、先進国では、すでに人口減少に転じている。世界は高齢化が進んでいて、破滅的な戦争や紛争、革命などは起きにくくなっている。先進国では今後、労働者の不足や経済の縮小が問題となる。欧米では白人の割合が低下し、国家としてのアイデンティティが問題となる。「マルサスの罠」は起こらず、窒素肥料の発明や緑の革命により食糧生産は大きく向上してきた。

  • はやたろう

    世界の人口は、50年ほど前の予測では、人口爆発が起こり、食糧不足になると言われていた。世界各地で飢饉が起こり、多くの人が犠牲になると予想があった。しかし、世界の人口増加は、一部の国を除いて、徐々に伸びを欠いた。その理由は、乳幼児死亡率と出生率の著しい低下。そして世界は高齢化へ。その先頭に立つのが日本。世界は日本のようになっていくのか。日本はこの先どうなるのか。他の国は予測はできても、日本の未来は暗いとしか思えない。

  • ossan12345

    人口が世界の未来に及ぼす影響を多角的視点で考察する良書。出生率、死亡率、移民、民族構成など様々な側面で切り分けて現状と未来を語るなかで、経済力を犠牲にして、民族性とエゴイズムを維持した代表的な事例として、たびたび日本が取り上げられるのが興味深い。教育が行きわたって豊かになるが、合計特殊出生率は人口置換水準を下回り、男性にも女性にも多くの子供を育てる時間的・金銭的余裕がない、という筆者の表現は日本の現状を正確に表している。一方、アフリカや、グローバスサウスの雄としてのインドの発展性には期待したいところだ。

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