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ホモ・サピエンス再発見 科学が書き換えた人類の進化

ポール・ペティット

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784422430607
ISBN 10 : 4422430602
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Content Description

我々は何者なのか? 科学者はホモ・サピエンスをどのように定義し、我々の種は我々より前に絶滅したヒト科の動物とどう違うのか? 本書は、最新の科学、特に遺伝学の進歩が、人類の進化に関する我々の理解をどのように変革しつつあるかを探る。私たちの祖先がどのようにして容赦なく変化する気候に適応し、芸術、技術、社会における驚くべき革新をもたらしたのか、私たちの種の進化に関する理解が、重大な発見と技術の進歩によってどのように変化したのか、その驚くべき物語を明らかにする。
著者は、25年にわたる現場での経験をもとに、アフリカからユーラシア、オーストラレーシア、そして最終的にはアメリカ大陸へと拡散していった人類の心の在り方の起源を示す洞窟や岩屋に読者をいざなう。ホモ・サピエンスの進化に関する一般的な説明は、特に遺伝学をはじめとする分子生物学的な研究を強調しているが、本書は、著者自身がおこなった氷河期における芸術の起源と初期のホモ・サピエンスの進化の調査を含め、具体的な発掘や遺物から得た豊富な情報も活用している。著者は特に「行動」に焦点を当て、考古学的証拠を用いて、ほとんど想像もつかないほど遠い過去に生きていた人々の生活に迫っている。

【著者紹介】
ポール・ペティット : 英国の考古学者。専門は旧石器時代で、特にネアンデルタール人や更新世ホモ・サピエンスの芸術や埋葬方法。2013年からダラム大学考古学教授。1995年、オックスフォード大学の放射性炭素加速器研究所で考古学者としてキャリアをスタートさせた。2003年、クレスウェル・クラッグスで英国最古の洞窟美術を発見。2008、2009、2011年にはケンツ洞窟の発掘を指揮した。World Archaeology誌の編集委員でもある

篠田謙一 : 1955年静岡県生まれ。京都大学理学部卒業。産業医科大学助手、佐賀医科大学助教授(解剖学)を経て、2003年から国立科学博物館人類研究部勤務。2021年より館長。古人骨に残るDNAを分析し、日本人の起源や、古代アンデス文明を築いた集団の由来を研究している。科博で多くの特別展、企画展を手がけた

武井摩利 : 翻訳家。東京大学教養学部教養学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • kenitirokikuti

    図書館にて。国立科学博物館の特別展「古代DNA―日本人のきた道― 」のあと、本書を借りた。DNA分析がコモディティ化し、古美術鑑定っぽかった発掘人類学はすっかり警察の科学調査みたくなった▲配偶者選択と近親交配について。氷河期の採集民の骨を鑑定し、血族関係を調べたところ、現代の近親交配タブー(三親等間の結婚をしない)があると分かった(もっとも分析結果では祖父母といとこまでしか得られないが)▲いわゆるビーナス像について。尻と乳房が巨大で丸出しなので、『ふしだらなビーナス』と呼んだことから始まる。そのウェヌスね

  • マサ

    近年の科学技術の進歩、特に年代測定の精度向上と古人骨のDNA分析によって明らかになったホモ・サピエンスの歩みについての解説。約30万年前にアフリカで出現した私たちの祖先が世界に拡散していく道のりは、気候変動や先住人類との関係など複雑で困難の多いものだったことが分かる。この分野の研究は日進月歩の感があり面白い。鮮明な多くの図版(写真)がうれしい。

  • belier

    人類が出現した更新世を通しての人類史。つまり農耕が始まる直前までをカバー。イギリスで出た本なので、オーリニャック文化からマドレーヌ文化までのヨーロッパの氷河期について詳しい。よって教科書等でよく見たが、詳細はよく知らない洞窟壁画などのアートについての記述が多いのも嬉しかった。人類史は次々に新しい発見がなされていて、科学記事で読んだものがストーリーの中に組み込まれているのもよい。

  • takao

    科学的発見に基づく

  • Go Extreme

    氷河期芸術の発見 考古学者の仕事 物質的な証拠 私たちの起源 大きな脳の進化 肉食という解決策 ブロードスペクトラム食 ホモ・サピエンス アフリカ起源 アフリカを出て ネアンデルタール人との交雑 殺す技術 アトラトル ジェネラリスト戦略 寒冷化への適応 氷河期の革新 ソリュートレ文化 マドレーヌ文化 洞窟壁画の世界 思考の世界 豊かな想像力 言語の誕生 儀礼と象徴 新世界 アメリカ大陸へ クローヴィス文化 犬の家畜化 定住と村落 科学が書き換える進化 遺伝子が語る歴史 環境への適応力

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