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死まで139歩 ハヤカワ・ミステリ

ポール・アルテ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150019747
ISBN 10 : 4150019746
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

暗号のような言葉を残しロンドンの夜に消えた女。毎日手紙を運ぶ謎めいた仕事に雇われた男―ツイスト博士のもとに舞い込んだこのふたつの事件には「しゃがれ声」の怪人が登場する共通点があった。調査に乗り出した博士は、怪人の電話に導かれ、無数の靴にまみれた郊外の異様な屋敷へとたどり着く。そして、埋葬されたはずの屋敷の主人の死体が密室の中に出現し…不可能状況下で起きた異常な怪事の真相とは?名探偵“ツイスト博士”シリーズの中でも屈指と謳われた傑作長篇がついに邦訳。

【著者紹介】
ポール・アルテ : フランス生まれ。1987年にコニャック・ミステリ大賞を受賞した『第四の扉』でデビュー。1988年の『赤い霧』で冒険小説大賞を受賞。“ツイスト博士”シリーズなどで人気を得ている

平岡敦 : 1955年生、早稲田大学文学部卒。中央大学大学院修了。フランス文学翻訳家、中央大学講師。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yukaring

    名探偵ツイスト博士シリーズ。しゃがれ声の怪人と謎の美女、毎日ひたすら引出しの手紙を運ぶ謎の求人、そして大量の靴と男の死体が並ぶ≪靴の怪事件≫。ツイスト博士とハースト警部が手掛かりを追って辿り着いた先は139足の靴が溢れかえる異様な屋敷。おまけに屋敷には墓から掘り返された古い死体が密室の中で椅子に座って彼らを待っていた。それも分厚い埃の中で足跡がない不可能状況。次々と謎が繰り出される謎のフルコース。アクロバティックすぎるトリックは考えものだが、完璧な舞台装置と不可解な謎がひしめくストーリーはアルテならでは。

  • koma-inu

    ツイスト博士シリーズの最新翻訳作。埋葬された死体が、足跡の無い密室の中に出現。本作もアルテらしく、前半の奇妙な謎、中盤の中だるみ、終盤に唐突に語られる密室談義、最後にラブロマンスと、人を食ったような独特展開でした。メインとなる密室は、そこまでやるか?となるバカミスですが、例を見ない独創性がありました。巻末の法月氏と殊能氏の解説は絶品なので、こちらも見逃せません。

  • stobe1904

    【ツイスト博士シリーズ】アルテ作品は10年ぶりくらいだが、前評判が良かったので手にしてみた。埋葬された屋敷の主が墓から掘り出され、足跡が残らない密室の中に突如出現、白紙の手紙を持ち毎日ロンドン中を歩き回る男、屋敷の中にあふれる大量の靴など不可思議な謎が満載で大風呂敷を広げるところはアルテの真骨頂だとこの作品でも再確認した。不可思議な謎と連続殺人を鮮やかに解き明かすさまは本格ミステリとして素晴らしいが、こんなバカミスっぽい作風だったかと違和感も残った。エピローグは、ほっこり気持ちが和む。★★★☆☆

  • ハスゴン

    シンプルですが、謎の設定が上手く、コンパクトにまとめられている、コレからも翻訳期待しています。

  • 本木英朗

    〈ツイスト博士〉シリーズの中でも屈指と謳われた傑作長編である。暗号のような言葉を残し、ロンドンの夜に消えた女。毎日手紙を運ぶ謎めいた仕事に雇われた男――。ツイスト博士のもとに舞い込んだこのふたつの事件には、「しゃがれ声」の怪人が登場する共通点があった――という話である。作者アルテはフランス人であるのだが、どうやら〈ツイスト博士〉シリーズは、英国が舞台のなっているようだ。いやはや、凄かった!の一言である。さすが作者であるね。この調子で第一作目『第四の扉〉も読もうと思う。

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