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モネとマティス もうひとつの楽園

ポーラ美術館

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784763020055
ISBN 10 : 4763020056
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

19世紀から20世紀にかけて、急速な近代化や度重なる戦争などの混乱した社会状況のなか、「ここではないどこか」への憧れが、文学や美術のなかに表れます。

なかでもクロード・モネ(1840-1926)とアンリ・マティス(1869-1954)は、庭や室内の空間を自らの思うままに構成し、現実世界のなかにいわば人工的な「楽園」を創り出した点において、深く通じ合う芸術家であると言えます。

モネは19世紀末、近代化するパリを離れ、ジヴェルニーに終の住処を構えます。

邸宅の庭で植物を育て、池を造成し、理想の庭を造りあげたモネは、そこに日々暮らしながら、睡蓮を主題とした連作を制作しました。

南仏に居を構えたマティスもまた、テキスタイルや調度品を自在に組み合わせ、室内を演劇の舞台さながらに飾り立てて描きました。

こうしたモティーフは、南仏の光とともにマティスのアトリエと作品を彩ったのです。

モネの庭と、マティスの室内。彼らの「楽園」は、欠くことのできない主題であると同時に、制作の場であり、生きる環境でもありました。

本画集では、ふたりの芸術家がいかにして「楽園」を創り上げ、作品へと昇華させていったのかをカラー図版とテキストで検証します。

ポーラ美術館『モネとマティス もうひとつの楽園』図録兼書籍

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • アキ

    ポーラ美術館「モネとマティス・もうひとつの楽園」展の図録。同時代を生きた2人だが画風は異なり、直接の交流もなかったはずだが、どんな関連性を見出すのか楽しみにしていた。その答えは、モネもマティスも庭と室内という自分の世界を持ち、戦争で荒れるフランスという現実社会の中に楽園を作ったというテーマで展示されていた。モネの睡蓮のシリーズは、ひろしま美術館など国内の美術館からも貸し出しされて充実のラインナップ。マティスの多くの絵画の背景にあるテキスタイルの展示も堪能した。マティスが絵を描く映像も見られて満足しました。

  • ハチ

    本屋再開して即購入!フランス各地の風景や人物の中に太陽の光の粒がページの上で踊っているような鮮やかさ。モネとマティスの美を求める狂気が静かにどっしりと鑑賞できた。満足。

  • Carol

    本当は4月に始まるはずだった「モネとマティス もうひとつの楽園展」。6/1についにポーラ美術館が再開!6/2に観に行って来ました。コロナ禍のため、海外の美術館所蔵の作品は来日できず。国内のものだけに変更されての開催でしたが、日本はこんなにも素晴らしい作品を多数所蔵しているのか!と驚くほど素敵な展覧会でした。今回特に印象に残ったのはモネの「ポール=ドモアの洞窟」。図録には来日予定だったものも掲載されていて、今回見られなかった作品はいつか観にいきたいなぁと思いました。

  • kaz

    ポーラ美術館による「モネとマティス−もうひとつの楽園」展のカタログ。モネの絵はおそらく概ね他の画集等で観たことがあると思うが、マティスは初見も多い。

  • やす

    展覧会のガイドブック

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