ホルヘ・ルイス・ボルヘス

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ドン・イシドロ・パロディ 六つの難事件 白水uブックス / 永遠の本棚

ホルヘ・ルイス・ボルヘス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560072554
ISBN 10 : 4560072558
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

身に覚えのない殺人の罪で収監中の元理髪店主イシドロ・パロディが、面会人が持ち込む数々の難事件を解き明かしていく探偵小説連作集。

【著者紹介】
ホルヘ・ルイス・ボルヘス : アルゼンチンの作家・詩人。1899年ブエノスアイレス生まれ。幼少より父親の蔵書を耽読、10代後半を過ごしたヨーロッパでは前衛的な芸術運動に触れる。1921年に帰国すると文学活動を開始し、第一詩集『ブエノスアイレスの熱狂』(23)を刊行、短篇集『汚辱の世界史』(35)、『伝奇集』(44)、『エル・アレフ』(49)、エッセー集『続審問』(52)などで世界的な評価を得た。H・ブストス=ドメック名義でビオイ=カサーレスと『イシドロ・パロディ 六つの難事件』(42)、『ブストス=ドメックのクロニクル』(67)などを合作、探偵小説叢書やアンソロジーを共同編集している。1986年死去

アドルフォ・ビオイ=カサーレス : アルゼンチンの作家。1914年ブエノスアイレス生まれ。早くから創作を志し、17歳の時ボルヘスと知り合う。習作時代の後、1940年、ボルヘスの序文を付して出版された『モレルの発明』で作家としての地位を確立する。『脱獄計画』(45)、『英雄たちの夢』(54)、『豚の戦記』(69)、『日向で眠れ』(73)他の長篇に加え、幻想的な短篇の名手でもあった。1999年死去

木村榮一 : 1943年、大阪府生まれ。神戸市外国語大学卒業。同大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 19番ホール

    かなりアクが強い安楽椅子探偵もの。饒舌で曲者な依頼者から相談を受ける探偵が、「それってつまり、こういうことですね?」と一瞬で解決していく急転直下感が見どころ。『〜の長期にわたる探索』はネタが面白かった。 にしても、"探偵小説"のフォーマットがあるだけで、ボルヘスの文体がここまで(安心して)読めるとは。規格の偉大さが身にしみた。ボルヘスファンでなければ敢えて読まなくてもいいかも。。。

  • ふゆきち

    バカみたいな会話(のようなもの)が楽しい一冊。改訳につられて買ってしまいました。

  • longscale

    図書館本。ボルヘスのファン以外は読まなくて良いかも。海外で読まれることを意識していないらしく、知るはずもないネタが多過ぎ。深淵なテーマなどはなく、推理小説としてもとくに驚きはない……。タイトルどおり連作短編集で、安楽椅子探偵モノ。間抜けな訪問者からとりとめもない話を聞かされるのがパターン。最初の事件でドゥルーズ派が出てきて期待したが、別に他の宗派でも構わない扱いで、以降は全く登場せず。いきなり注釈が著者に突っ込む箇所もあり、むしろ翻訳者の読解力に不安を感じた。訪問者がきっちりイカれてる最後の一編が面白い。

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