ペーター・ヴォールレーベン

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動物たちの内なる生活 森林管理官が聴いた野生の声

ペーター・ヴォールレーベン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152097897
ISBN 10 : 4152097892
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

子ネコに深い愛情をそそぐカラス、悲しみに暮れるシカ、羞じらうウマ、名前が呼ばれるまで待つ礼儀正しいブタ、メンドリを欺いて誘惑するオンドリ…動物たちは豊かな感情と知性をもち、それは私たちが思う以上に人間に近い。長年、森林の管理をしながら、動物と交流してきた著者がそこで得た知恵と科学的知見をもとに温かなエピソードをつむぎだす。『樹木たちの知られざる生活』、待望の続篇。ドイツで27万部を突破した傑作ネイチャー・ノンフィクション。

目次 : 倒れるほどの母の愛/ 本能―感情より価値が低いの?/ 人間への愛について/ 頭のなかに灯るあかり/ トンマなブタヤロウ/ 感謝/ 嘘いつわり/ どろぼうだ、つかまえて!/ 勇気を出して/ 白か黒か〔ほか〕

【著者紹介】
ペーター・ヴォールレーベン : 1964年、ドイツのボンに生まれる。子どもの頃から自然に興味を持ち、大学で林業を専攻する。卒業後、20年以上ラインラント=プファルツ州営林署で働いたのち、フリーランスで森林の管理をはじめる

本田雅也 : 1964年東京都生まれ。東京外国語大学大学院博士後期課程単位取得退学。ドイツ近現代文学、児童文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • クリママ

    動物に精神生活、感情はあるのか。飼っている様々な動物、自然の中の動物、鳥、魚、昆虫まで、実際に見聞きしたことから、彼等の様々な感情を推察する。遺伝子による本能だけでなく、脳の構造が違っているにしても中枢神経の細胞があり、それが意識や情動を起こすことはないのか。残念ながら、科学はまだ達していない。前著「樹木たちの知られざる生活」では、まさにプロの観察眼に感銘を受けたが、今作では、観察は素晴らしいものの、科学による裏付けができず、やや物足りなさが残った。

  • マリリン

    森林管理官はドイツでは人気のある職業だという。林業の奥深さを感じ読んだが、森林での動植物の生は自然の摂理の中で生き残る知恵の宝庫。害となる生き物が益であったり、不思議な習性に生き残る知恵が隠されていたり、とても興味深い。砂浴びの効用は知っていたが、泥浴びは知らなかった。記憶・思考・感情...動物のそれは思いのほか豊かだ。蜜蜂は方向を知るために、コンパスとして太陽を用いる。匂いと情欲・子育ての話も面白い。「動物の予言」の項は読んで痛みがはいる。視覚の反応も脳の感受性で鍛える事ができるとは。改めて痛感。

  • まさ

    植物に続いて動物編、と言ってよいかな。ヒトとの距離が一層近づいた。決して本能だけで生きているわけではない。様々なところに類似性がある。幸せや苦しみを感じるのだ。科学的ではないと指摘されるかもしれないけど、人間の行動自体、理屈で説明できないものは多々ある。日頃から多くの生き物と接しているからこそ、相互感受も豊かになるのかな。

  • たまきら

    「後悔するイヌ、嘘をつくニワトリ」と同じ内容でした。

  • まろまろ

    人間は動物に対して優位な立場にあると思いがちだが、動物は人間を特別だとは認識せず天敵とそれ以外を区別しているにすぎない気がする。彼らは人間を超える能力を持っている可能性もあり「人間なんてまだまだだなあ」などと思われているかもしれない。動物のことを考えている時や動物に接している時のペーター・ヴォールレーベン氏の幸福度は、どれほど高く深いことだろうと思う。そして読み終えると、動物に興味津々となる。

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