ベルトラン・ランソン

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古代末期 文庫クセジュ

ベルトラン・ランソン

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560509814
ISBN 10 : 4560509816
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Content Description

ローマ帝国の帝政後期から中世へと変化する時代、それを古代が突然終わるという「衰退」としてではなく、古いものと新しいものが共存する豊かな時代としてとらえている。大きな特徴であるキリスト教の広まり、学問・芸術面の変化などさまざまな角度からその多様性を解説。

目次 : 第1章 対等に扱われるべき時代(長きにわたった悪評/ 古代末期の台頭 ほか)/ 第2章 小春日和のローマ帝国(四、五世紀における君主政の完成と変容/ 蛮族問題に直面した軍と財政 ほか)/ 第3章 キリスト教化とローマ性(キリスト教会の権力伸長/ キリスト教の変節 ほか)/ 第4章 知的な分野と芸術的な分野における活力(文学の黄金時代/ 豊かで激しい論争 ほか)/ 第5章 混淆した世界(未だ古代にして、もはや全き古代ならず/ 未だ中世ならずして、もはやわずかに…)

【著者紹介】
大清水裕 : 1979年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了、博士(文学)。現在、滋賀大学教育学部講師。古代ローマ史専攻

瀧本みわ : 1979年生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科芸術学専攻(西洋美術史)博士後期課程単位取得退学。現在、パリ第四大学大学院美術史・考古学研究科(古代末期美術史・考古学)博士後期課程在籍。北アフリカの古代ローマ美術専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ようはん

    古代末期のローマ帝国というかヨーロッパは衰退・崩壊したイメージが強いが、むしろ文学・芸術面で最盛期を迎え中世のキリスト教文化に繋がる過渡期ともいう話。しかし西ローマ帝国の地域に限れば疫病や戦乱で技術の衰退は免れなかった感はある。

  • 星乃

    古代末期を「衰退」と捉えるのではなく、共和制、帝政期からのギリシア・ローマ文化を引き継ぎ、蛮族との融合、キリスト教の変容などと相まって中世へとつながってゆく「過渡期」と受け止めている。劇的にローマ帝国が終焉し、突然中世が始まったわけではないというのは理解できた。しかし、翻訳本のせいか(無論、訳者が悪いわけではないのだが)、文化や政治の話題など散漫すぎて、論点がぼんやりしている印象を受けました。

  • xin

    ヨーロッパの4〜5世紀を単に古代的なものが衰退した時代ではなく、古代的なものと新来の中世的なものが混淆して併存したという観点からの古代末期についての概略。

  • almadaini

    古代末期の見取り図として。訳者後書きにある、イギリス以外の古代末期研究を視野に入れるべきという見解には頷かされるものの、この著作でなにか特色が出ていたかどうかと言われるとよくわからないところがあるのだが。

  • ほしよる@がんばれない

    ローマ帝国の末期から中世へと至るまでを断然と衰退の時期と見なしてきた従来の説に異論を投げかけ、「古代末期」と区分される文化的に多元で新旧の混沌とした多様な時代と位置付け直す一冊。新書故に略説的ではあるが、通説の見直しや学説の通史、さらに総合的で学問横断的な作業の必要性など、この時代を把握する上での指針に富んでいる。この時代を学びたい人には良い入門書ではないでしょうか。

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