ベネディクト・アンダーソン

Individuals/organizations Page

Books

定本想像の共同体 ナショナリズムの起源と流行

ベネディクト・アンダーソン

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784904701089
ISBN 10 : 4904701089
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ナショナリズム研究の今や新古典。増補版にさらに書き下ろし新稿「旅と交通」を加えた、待望の決定版。アンダーソンのゼミで原著執筆時、ともに研究議論を重ねた最適訳者による翻訳。

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • skunk_c

    民族主義あるいはナショナリズムは自分が学生だった1970年代までは「解放」とセットの著作、つまり「革命的」なものが多かったが、本書はそうしたドグマから距離を置いた名著と思う。前世紀末、ソ連崩壊とその後の旧ユーゴスラヴィアの戦乱期に多くのナショナリズム論が出ているが、東南アジアをフィールドとしている著者は、ヨーロッパ的視点に対し論争を挑んでいく。民族が血ではなく意識によって形成される過程を言語や出版も絡めて丁寧に論じている。ラテンアメリカのクリオーリョに注目しているのは慧眼と言うしかない。丁寧な訳が嬉しい。

  • マエダ

    理論的混乱が見られる国民と国民主義の概念について、本書では「国民」を「想像の共同体」と捉え、想像の共同体が人々の心のなかにいかにして生まれまた世界に普及するに至ったのかが書かれている。ナショナリズムを知る必読の一冊。

  • ころこ

    ナショナリズムは古く、固有の内在的なものに由来すると考えがちだ。しかし本書は、メディア論として新しい外部の装置に発見した近代的な考え方であり、普遍的な現象であるものの固有性は無く、その現象の射程には普遍性とは相いれないという転倒が見事だ。装置として本書では、俗語である公用語、小説の三人称、出版資本主義、クレオール役人といった新たなメディアが論じられる。これらは人々に均質な空間に共に所属しているという意識を生み出す。興味深いのは小説の三人称がそうであるように、神のような超越的な視点と、ある特定の人物に感情移

  • ころこ

    天皇制が見出され近代に生まれたように、ナショナリズムとは近代意識のアイデンティティです。タイトルがミスリードしているのか、国家は想像の共同体に過ぎないと読んでしまうようです。メディア論として出版資本主義による言語の統制を考察したり、出版資本主義を下部構造、近代意識を上部構造と読み替えて、マルクス史観の影響を考察したりする方が有意義な気がします。時間論もマルクス史観です。著者はマルクス主義に批判的にもかかわらず、まさにマルクス史観通りに歴史を読み解いています。しかし、想像だと強調することができるのも、俗語よ

  • livre_film2020

    「国民」は想像された共同体である。宗教や王の権威が地に落ちた結果、出版資本主義が媒介となって「国民」という共同体が生まれた。よって、「自分は〇〇人」とみんな当たり前のように今信じているが、実はそれは近年に作り上げられた幻ということになる。この想像の共同体により、植民地支配はしやすかったとのこと。なぜなら、本国と植民地という概念を作り上げ、本国をトップとしたヒエラルキーを作り、出世したくば本国を目指せと植民地のエリートたちに信じさせ、支配を固定化したからだ。だが、実際、植民地のエリートたちは本国に行っても

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items