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ISBN 10 : 4806715271
Content Description
数千年にわたって貝は、宝飾品、貨幣、権力と戦争、食材など、さまざまなことに利用されてきた。人間の命が貝殻と交換され、幻覚を起こす薬物としても使われ、医学や工学の発展のきっかけもつくる。気鋭の海洋生物学者が、古代から現代までの貝と人間とのかかわり、軟体動物の生物史、そして今、海の世界で起こっていることを鮮やかに描き出す。
目次 : 1 誰が貝殻をつくるのか?/ 2 貝殻を読み解く―形・模様・巻き/ 3 貝殻と交易―性と死と宝石/ 4 貝を食べる/ 5 貝の故郷・貝殻の家/ 6 貝の物語を紡ぐ―貝の足糸で織った布/ 7 アオイガイの飛翔/ 8 新種の貝を求めて―科学的探検の幕あけ/ 9 魚を狩る巻貝と新薬開発/ 10 海の蝶がたてる波紋―気候変動と海の酸性化
【著者紹介】
ヘレン・スケールズ : イギリス生まれ。海洋生物学者。ケンブリッジを拠点に活動している。学位論文は、巨大な絶滅危惧種の魚をボルネオで探すこと。BBCラジオにたびたび出演し、サーフィンの科学、サメの頭脳の複雑さなどをテーマに、ドキュメンタリー番組を放送している。王立地理学会の会員。ケンブリッジ大学で教鞭をとっている
林裕美子 : 兵庫県生まれ。信州大学理学部生物学科卒業。同大学院理学専攻科修士課程修了。おもに生命科学分野の英日・日英の技術翻訳を得意とする、HAYASHI英語サポート事務所を運営。大学で学んだ生物学・生態学の知識を生かすために、さまざまな団体に所属して環境保全活動にも携わる。宮崎野生動物研究会(アカウミガメ保護)、ひむかの砂浜復元ネットワーク(砂浜保全)、てるはの森の会(照葉樹林の保全)、信州ツキノワグマ研究会など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
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Koichiro Minematsu
読了日:2019/07/15
おーすが
読了日:2021/08/09
723
読了日:2017/08/27
びっぐすとん
読了日:2017/02/13
桔梗屋
読了日:2017/05/13
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