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五番目の女 上

ヘニング マンケル

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488209100
ISBN 10 : 4488209106
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

父親とのローマ旅行は予想外に楽しかった。休暇が終わって仕事に戻ったヴァランダーを待ち受けていたのは、花屋の家宅侵入の通報だった。店主は旅行中で盗まれたものはない。次は一人暮らしの老人が失踪した疑いがあるとの訴え。一見些細な二つの事件。だが老人が串刺しの死体で発見されるに至り、事件は恐るべき様相を見せはじめる。CWAゴールドダガー受賞作シリーズ第六弾。

【著者紹介】
柳沢由実子 : 1943年岩手県生まれ。上智大学文学部英文学科卒業、ストックホルム大学スウェーデン語科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    シリーズの第6作目。いきなりここから読む読者はいないだろうが、もしいたとすれば、スロースターターぶりには辟易するかも。上巻では2つの猟奇殺人が起き、それらがなんとなく繋がりがありそうに見えながらも、事件解決にはこれといった進展も見られないまま。父親のことや娘リンダのことなど、継続して読んでいるファン以外には夾雑物にしか見えないだろう。また、基本的には警察小説なのだが、犯人の姿が読者には開示されるというのも良し悪しかと思われる。多くの謎を秘めたまま下巻に向かうのだが、下巻次第ではこのシリーズもこれまでか。

  • 紅はこべ

    もう20年以上前の話なんだね。最初のシーンでテロリストものかと思ったが、正統派の警察小説。久し振りのヴァランダーものだが、こんなに読み易かったっけ?北欧の警察ものは、どうしても主人公の刑事の家族関係が色濃く絡む印象がある。『本の雑誌』で読書スランプの特集を読んだばかりだけど、本作でスランプ解消されそう。一気に下巻に。ヴァランダーが思っていたより若かったんで、ちょっとショック。その年で老眼か。私はまだ大丈夫、と思いたい。上下とも被害者の周囲をカバー写真にしてるのね。

  • ケイ

    乗ったら割れる細工をした渡しの橋から落ちて串刺しになったバードウォッチングが好きな男。蘭の魅力に取り憑かれた花屋は、縄で縛られ放って置かれ、正気を保つために縄を噛み続ける。父とイタリアで一週間過ごしたヴァランダーは、事件の関連性を見つけようとする。このたびマンケルが提示する国際問題は傭兵たち。国際紛争という名の下に、雇われて人殺しをする男達のもつ心の闇。

  • セウテス

    【ヴァランダー警部】シリーズ第6弾、上巻。串刺しで殺害された老人、長く監禁された後木にぐるぐる巻きにされて絞殺された花屋と、猟奇的な殺人事件が続く。老人の金庫からは、傭兵と思われる人物の日記が発見される。また花屋は、隠れて素行調査の探偵業をしていたと思われた。事件と何らかの繋がりが在るのだろうか、情報は入ってくるものの犯人にたどり着きそうな気配はない。シリーズの特徴の犯人側の描写が定期的に挿入され、幾つかの推理は出来てしまい進行と重ならずもどかしい。その為、警察の推理の遅さや捜査の方向性に少々苛ついてる。

  • k5

    春の警察小説祭りBの1。ヴァランダーシリーズの中でも一番好きかも。ローマ旅行で父親との関係を取り戻したヴァランダーは、一見、関係のない男たちが残酷に殺される連続事件に出会う。事件の裏に、過去のザイールでの傭兵たちの蛮行が見え隠れし始めたころ、彼には新たな悲劇が、、、勢いこんで下巻へ。

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