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霜の降りる前に 上 創元推理文庫

ヘニング・マンケル

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488209162
ISBN 10 : 4488209165
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

リンダ・ヴァランダー、まもなく30歳。警察学校を修了して秋からイースタ署に赴任することが決まり、この夏は父クルトのアパートに同居している。久しぶりの故郷で、旧友との付き合いも復活。だが、その友人のひとりアンナがいきなり行方不明に。アンナになにが? 心配のあまり、まだ警察官になっていないからと諫める父の制止を無視して、勝手に調べ始めるリンダ。スウェーデンミステリの巨匠マンケルの人気シリーズ最新刊。

【著者紹介】
ヘニング・マンケル : 1948年スウェーデン生まれ。作家、舞台監督、劇作家。“刑事ヴァランダー・シリーズ”の第1巻『殺人者の顔』でガラスの鍵賞を、第5巻『目くらましの道』でCWA賞のゴールドダガーを受賞、他に児童書やエッセイなども書いた、人気実力ともに北欧ナンバーワンの作家である。2015年没

柳沢由実子 : 1943年岩手県生まれ。上智大学文学部英文学科卒業、ストックホルム大学スウェーデン語科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    従来のヴァランダーシリーズとは異なる感じです。娘の視点から書かれているので少し違和感があります。ただこの主人公もヴァランダーの血を引いていて警察官になるわりには結構すごいことをしでかします。子供も子供なら親も親という感じであまり娘に耳を貸すことはありません。父親との昔のことを思い出したりしながら話は進みます。父と娘の物語のような感じです。

  • 紅はこべ

    ケネス・ブラナー主演のドラマでは、リンダは結婚して一女の母となっている。原作とは設定が違う。リンダ、怒りっぽいな。警察官に向いているんだろうか。ヴァランダーって、妻に手を上げるタイプだったのか。人民寺院の事件はNHKBSプレミアムで以前見た。スウェーデンミステリで取り上げるのは意外。

  • ケイ

    ヴァランダーの娘が警察学校を卒業。本当の採用が始まる前に、彼女の周りで起こるきな臭い出来事。これはこれで先んも気になる展開だが、娘の言うことに耳がきちんと傾けないヴァランダーをみるのが歯がゆい感じだ。感想は下巻に。

  • ふう

    刑事ヴァランダーシリーズですが、今回は娘のリンダを中心に物語が進みます。あれこれと悩みながら、30歳になろうとするときに、父親と同じ警察官への道を選んだリンダ。父親の仕事ぶりに感化されてという爽やかな雰囲気は微塵も感じられません。父と娘は確執の多い関係ですが、この親子はとくにひどい。二人とも口は悪いし怒りっぽいし…。もう少し穏やかに冷静に話し合えたら、事件の解決がいくらかでも早まるんじゃないかとやきもきしてしまいました。事件はこれまでの作品同様残忍で不気味。どきどきしながら一気に(下)へ向かいます。

  • タツ フカガワ

    ヴァランダーの娘リンダが警察学校を卒業。イースタ署で警察官実習生としての勤務を間近に控えていたとき、親友のアンナが失踪する。まもなくアンナの日記に記されていた文化地理学者の女性がバラバラ死体で発見され、リンダは独自にアンナの行方を調べ始める。シリーズの時系列でいえば8作目から続くリンダ主人公のスピンオフ。頑固で怒りっぽく調査が強引だったりと、オヤジそっくりの性格が微笑ましい。終盤、プロローグ(実際にあった人民寺院の集団自殺)の陰が覆うような状況のなか、リンダが襲われたところで下巻へ。

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