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手 / ヴァランダーの世界 創元推理文庫

ヘニング・マンケル

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488209230
ISBN 10 : 4488209238
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

田舎暮らしが夢のヴァランダーは、同僚に紹介された物件の裏庭で地面から人間の手の骨が突き出しているのを見つけてしまう。地面の下には骸骨と衣服の残りが。ヴァランダーは、過去に遡って家の持ち主を調べ始めるが…。中編「手」と、マンケル本人によるシリーズの各作品、人物、地名の紹介を網羅した「ヴァランダーの世界」を併録。シリーズファンなら絶対見逃せない一冊!

【著者紹介】
ヘニング・マンケル : 1948年スウェーデン生まれ。作家、舞台監督、劇作家。“刑事ヴァランダー・シリーズ”の第1巻『殺人者の顔』でガラスの鍵賞を、第5巻『目くらましの道』でCWA賞のゴールドダガーを受賞、他に児童書やエッセイなども書いた、人気実力ともに北欧ナンバーワンの作家である。2015年没

柳沢由実子 : 岩手県生まれ。上智大学文学部英文学科卒業、ストックホルム大学スウェーデン語科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • のぶ

    約150ページの中編、「手」と過去のクルト・ヴァランダーの作品の総まとめを集約した一冊。「手」は同僚に紹介された物件の裏庭で、地面から人間の手が見つかり、やがてそこから二体の骸骨が発掘される。短いながら良く纏まっていて面白かった。その後のヴァランダーの世界は、これまでに発表されたヴァランダーの作品を総まとめしたもので、人物索引、地名索引、文化索引等が羅列されている。よく纏めたものだと思うが、ヴァランダーの本をすべて読んでいる自分には、今さら出されてもという気持ちだ。熱心なファンのための保存版だと思う。

  • azukinako

    また会えてよかったよ〜という気持ちがまっさきに来ました。もう何歳のヴァランダーでもいいよ!一気にヴァランダーの世界に引き込まれます。相変わらず事件を呼んでしまう男ですね。家を買おうと見に行ったら遺体を発見するとは。そして最後はやはりヘニング・マンケルの社会に向ける視線に胸が熱くなります。後半の索引の細かさにびっくりですが、再読する際には参考になりますね。今までは発行順とかヴァランダーの年代順とか全く考えないで読んできたけれど、再読する際にはヴァランダーの年齢に沿って読んでみたいと思っています。

  • ひで📚🏈

    本当に本当に…ヴァランダーの最終作品。ストーリー関係なくゆっくりじっくり堪能しました。個人的に1番のメインはマンケルがヴァランダーを語る部分…でした。「本の扱うテーマよりもヴァランダー個人の方が重要になったものは一つもないと胸を張って言える」→カッコいいっす。長い間、ちょっとカッコ悪いヒーロー、ヴァランダーを届けてくれた作者に感謝です。僕が翻訳ミステリにどっぷりハマるきっかけの一つになったヴァランダーシリーズ…もう読めないと思うと寂しい限りです。長い間ありがとう、ヴァランダー。

  • キムチ

    販売促進用に執筆された「手」は3割余り・・後はヴァランダーのファンのためかと思われる百科全書。大半、自分なりに認識してきた彼の世界だけにはめ込んだような解説は些か事後確認的。とは言え、2012日付でレーテボリにて書かれたマンケルの文。あ〜もうあちらの世界へユッシと共にいるんだなと些か感傷に浸る。全て読んだ今後、折に触れ、再読したいシリーズ。淋しさ紛らわしで全編視たケネス・プラナーのドラマ.良し悪しはさておき、ヴァランダーは彼に置き換わっている。

  • 星落秋風五丈原

    半分以上が解説。家を探しに行って白骨の手だけを見つけるなんてどれだけ事件に愛されてるんだヴァランダー。彼が時代の流れを感じる場面多し。

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