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失われた時を求めて 14 見出された時ii 岩波文庫

プルースト

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003751237
ISBN 10 : 400375123X
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

長い療養生活を経て,ゲルマント大公邸のパーティーに赴いた「私」は驚愕した.時は,人びとの外見を変え,記憶を風化させ,社交界の勢力図を一新していた.老いを痛感する「私」の前に,サン=ルーの娘はあたかも歳月の結晶のように現れ,いまこそ「作品」に取りかかるときだと迫る.全巻の人名・地名・作品名を網羅した索引を付す.(全14冊完結)


[目次]
凡 例
『失われた時を求めて』の全巻構成
本巻について
本巻の主な登場人物
地図(一九二〇年代のフランスとその周辺/一九二〇年代のパリとその郊外)

第七篇 見出された時 U

 場面索引
 訳者あとがき(十四)

『失われた時を求めて』以外のプルーストの文献一覧
プレイヤッド版との異同一覧
図版一覧
総索引(人名/地名/作品名)……………津森圭一編



【『失われた時を求めて』の全巻構成】

第一篇 スワン家のほうへ
 コンブレー(以上,本文庫第一巻)
 スワンの恋
 土地の名─名(以上,第二巻)

第二篇 花咲く乙女たちのかげに
 スワン夫人をめぐって(以上,第三巻)
 土地の名─土地(以上,第四巻)

第三篇 ゲルマントのほう
 一
 二(以上,第五,六,七巻)

第四篇 ソドムとゴモラ
 一
 二(以上,第八,九巻)

第五篇 囚われの女(以上,第一〇,一一巻)

第六篇 消え去ったアルベルチーヌ(以上,第一二巻)

第七篇 見出された時(以上,第一三,一四巻)

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    ★『失われた時を求めて』岩波文庫版全14巻完読プロジェクト、 https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11525156 全14巻、8,000頁完読しました。2回目のチャレンジで、読メトライアスロンを完走した気分です。本書は、20世紀を代表する世界的な傑作だとは思いませんが、巨大壮麗豪華絢爛装飾過多なヴェルサイユ宮殿の如き小説でした。世界文学史上、唯一無二の存在であることは間違いありません。但し、プルーストファン(もしくは研究者)以外にはお薦めしません(笑)

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    「この版が一番、読みやすい」と思い、五年近くも出版を待っては読み続けた長編もこれで読み納め。今巻は老いと時の箴言が一杯。社交界へ復帰した主人公は予想を超える人々の肉体の老いの刻印、一致しない人物像と更なる俗物化に愕然とする。一方で内面的には若い頃と変わっていないと思っていた自身にも老いが刻まれている事、若い頃と心根も大きく、変わっている事を人々の目によって自覚する。ようやく、大作を生み出す事を決心するが、時は迫ってきており…。人生は無為に過ごすと長いが、なす事があると短過ぎる。果たして自分もそうではないか

  • のっち♬

    年月を経てゲルマント大公邸でのパーティーに赴いた「私」が目にした人々と社会の変貌。大団円の中心は大公妃のヴェルデュラン夫人、彼女なくして物語は閉まらないのだ。時がもたらす変容は老いや忘却などに起因した残酷なものが多く破壊や死を予感させる。そして、時の価値は絶対的で、芸術は死から生まれる。失われた時を求め、理想へ向かって書き続けた著者は、そこに真正の現実と人生の真価を見出してきたのだろう。「人間の占める場所はかぎりなく伸び広がっているのだ—果てしない「時」のなかに」—本作は無限の広がりを持つ人生の拡大鏡だ。

  • やいっち

    思うに、誰の心にも琴線があるのだと思う。また、琴線に触れる思い出があり、忘れられない曲が折に触れて奏でられるのだろうと思う。そして、ことによったら、その表現の形や手段は、音楽、彫刻、舞踏、絵画、ボランティア、小説、詩などと、違うのだろうとしても、さまざまな形でその人の琴線に鳴る響きを表に示さんと試みるのだろう。

  • 燃えつきた棒

    立教大学のイベント『新訳でプルーストを読破する』を機に、井上究一郎訳の第5巻から横滑りして読みはじめた本書だが、何とか読み終えることができてほっとしている。 これでやっと種々のプルースト関連本を手に取ることが出来るようになったし、最近気になっているプルーストとヌーヴォー・ロマンとの関係性についても、追いかける足掛かりができた。 立教大学のイベントが終わってはじめて読書のスイッチが入ったところなど、夏休みが終わってはじめて宿題に取り組んでいた小学校の頃のようだ。 まったく愚図は死んでも治らない!

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