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ISBN 10 : 4758922772
Content Description
日本語の基本動詞はほとんどが多数の語義を有する多義動詞である。そのため、基本動詞は、日本語学習者の習得の難関となるだけでなく、日本語教師にとっても教育の難関として立ちはだかる。本論文集は、上級レベルの日本語学習者と日本語教師のための「基本動詞ハンドブック」の作成を通して、最前線の研究者によって行われた多義動詞の分析と外国語との対照研究、およびそれらの日本語教育への応用に関する成果と課題の集大成である。
目次 : 第1部 「基本動詞ハンドブック」の特徴(多義語の教育・学習の課題とその解決方法の一提案―「基本動詞ハンドブック」作成・公開の取り組み/ 基本動詞(多義動詞)の理解に役立つ視聴覚コンテンツ)/ 第2部 多義語の分析(多義語分析の課題と方法/ 多義動詞分析における付加詞要素の重要性/ 使用パターンに基づく多義動詞の語義認定 ほか)/ 第3部 日本語教育への応用(コーパスの日本語テストへの応用/ 「知る」「分かる」の類義語分析に基づく動詞類義語ハンドブックモデルの検討/ 完了を表す複合動詞のコーパス調査―日本語類義表現学習辞典の作成に向けて ほか)
【著者紹介】
プラシャント・パルデシ : 神戸大学大学院文化学研究科修了。博士(学術)。現在、国立国語研究所理論・対照研究領域教授。専門は言語類型論、対照言語学
籾山洋介 : 東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了、博士課程中退。修士(文学)。現在、南山大学人文学部教授。専門は日本語学(意味論)、認知言語学
砂川有里子 : 大阪外国語大学大学院外国語学研究科日本語学専攻。博士(言語学)。現在、筑波大学名誉教授、国立国語研究所客員教授。専門は日本語学、日本語教育
今井新悟 : ニューヨーク州立大学バッファロー校言語学科修了。Ph.D(言語学)。現在、早稲田大学日本語教育研究センター教授。専門は日本語教育学、認知意味論
今村泰也 : 麗澤大学大学院言語教育研究科日本語教育学専攻博士後期課程修了。博士(文学)。現在、麗澤大学言語研究センター客員研究員。専門は日本語とヒンディー語の対照研究、日本語教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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