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Tosca : Kusej M.Albrecht / Vienna Radio Symphony Orchestra, Opolais, Tetelman, Bretz, etc (2022 Stereo)

Puccini (1858-1924)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
809608
Number of Discs
:
1
Label
:
Aspect
:
WideScreen
Color
:
Colour
Format
:
DVD
Other
:
Import

Product Description


現代最高のプッチーニ歌いクリスティーネ・オポライス
チリ生まれの注目テノール、ジョナサン・テテルマン
注目のキャストによるアン・デア・ウィーン劇場『トスカ』


2022年1月にウィーンのアン・デア・ウィーン劇場で上演されたプッチーニの名作『トスカ』。1800年のローマを舞台に、美貌の歌姫トスカと画家カヴァラドッシの悲恋の物語が、プッチーニの甘美な旋律と劇的なオーケストラで描かれる傑作オペラです。
 本上演は、マルク・アルブレヒト指揮、ウィーン放送交響楽団による演奏で、主役トスカには「現代最高のプッチーニ歌い」と称されるクリスティーネ・オポライス、そして恋人のカヴァラドッシには、チリ生まれアメリカ育ちのジョナサン・テテルマン。DGから「プッチーニ:アリア集」をリリースした注目のテノール歌手。マルティン・クシェイの大胆な演出、オポライスのドラマティックな歌唱、そして若きテノール、テテルマンの情熱的なカヴァラドッシと、見ごたえのある上演です。
 アン・デア・ウィーン劇場は、モーツァルトのオペラ『魔笛』の台本を書いたエマヌエル・シカネーダーによって1801年に建設され、ベートーヴェンも『フィデリオ』、交響曲2、3、5、6番の初演を行った、ウィーン国立歌劇場やフォルクスオーパーよりも古いウィーン最古の歴史的な劇場です。現在は2024年のリニューアル・オープンに向けて改修工事のため閉館しています。

【あらすじ】
1800年6月。ナポレオン軍が欧州で勢いを増し、ローマ共和国が廃止され教皇国家が復活した頃。画家のカヴァラドッシは、脱獄してきた政治犯アンジェロッティの逃亡を手助けします。そのことが明らかになり、カヴァラドッシは警視総監スカルピアに捕らえられ死刑が告げられます。カヴァラドッシの恋人トスカは、カヴァラドッシを助けようとスカルピアに懇願しますが、スカルピアはトスカを脅迫して性的関係を迫ります。ここでトスカによって歌われるのが「歌に生き、愛に生き」。トスカは逃亡するための通行手形をスカルピアに要求。その時、揉み合ってトスカはスカルピアをナイフで刺し殺してしまいます。終幕では、収監されているカヴァラドッシがトスカへの愛の手紙を書いている途中に感極まって歌うアリア「星は光りぬ」はオペラのクライマックス。そしてトスカはカヴァラドッシの元へ行き、通行手形を手に入れスカルピアを殺したことを伝えます。2人はつかの間の自由を喜びますが、見せかけの処刑であるはずが、カヴァラドッシは本当に処刑されてしまい、最後にトスカもそれを追って命を断ち、オペラは悲劇に終わります。(輸入元情報)

【収録情報】
● プッチーニ:歌劇『トスカ』全曲

 クリスティーネ・オポライス
(トスカ/ソプラノ)
 ジョナサン・テテルマン(カヴァラドッシ/テノール)
 ガボール・ブレッツ(スカルピア/バリトン)
 ラファウ・パウヌク(シャルローネ/バリトン)
 イヴァン・ジノヴィエフ(アンジェロッティ/バス)
 アンドリュー・モルシュタイン(スポレッタ/テノール)
 ゾフィー・オーエスキー(アッタヴァンティ公爵夫人)、他
 アルノルト・シェーンベルク合唱団
 ウィーン放送交響楽団
 マルク・アルブレヒト
(指揮)

 演出:マルティン・クシェイ
 装置:アンネッテ・ムルシェツ
 衣裳:スー・シグモンド
 照明:ラインハルト・トラウプ

 収録時期:2022年1月
 収録場所:アン・デア・ウィーン劇場(ライヴ)
 映像監督:ティツィアーノ・マンシーニ

 収録時間:123分
 画面:カラー、16:9
 音声:PCMステレオ、DTS 5.1
 歌唱言語:イタリア語
 字幕:伊英独仏西韓日
 NTSC
 Region All

Customer Reviews

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2022年1月、オミクロン株が爆発的に流行し...

投稿日:2025/04/08 (火)

2022年1月、オミクロン株が爆発的に流行し始めた時期の上演とあって、ウィーン少年合唱団の出演はかなわず、第1幕での子供たちの出演場面は女声合唱で代替、第3幕冒頭の牧童の歌は舞台上でカヴァラドッシが歌っている。さらにこの演出ではサンタンドレア教会もサンタンジェロ城も出てこず、一面の雪原、中央の冬枯れの樫の木には、切り刻まれた遺体がぶら下がっているという酷薄な舞台。したがって堂守、牢番もおらず、彼らのパートはシャルローネが歌っている。代わりに黙役のアッタヴァンティ伯爵夫人が、同じくスカルピアに囚われているという設定で登場しており、一番最後で重要な役割を担う。彼女にとってトスカは恋敵かつ兄の仇でもあるから、これも面白い。第3幕でトスカはスカルピアの血がついた彼の白セーターを奪って着ているのだが、シャルローネがそれを見とがめる様子もなく、彼らはカヴァラドッシのみならず、トスカも最初から殺すつもりであったようだ。マルク・アルブレヒトの速いテンポによる、甘さを排したハードボイルドな指揮が、この寒々とした舞台にぴったり。 2017年のバーデンバーデン・イースター・フェスティヴァル(ラトル指揮)でも歌っていたオポライスが相変わらず素晴らしい。「歌に生き、愛に生き」など歌詞の内容と舞台上の演技が正反対なのは笑ってしまうが、この演出では原作通りの信心深い、清純な乙女ではなく、目的のためには色仕掛けも辞さない女性にキャラクターを変えている。オペラの舞台では滅多に見られないような、エロティックなトスカとスカルピアの駆け引きは、演出の最大の見どころ。歌と演技の総合点では、これまで見聞きしてきたトスカ役の中でも最高の一人と断言して良い。テテルマンは圧倒的存在感とは言えないものの、悪くない主役テノール。歌はいまいちのブレッツ(スカルピア)も演技はとてもうまい。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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