ブランコ・ミラノヴィッチ

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不平等・所得格差の経済学 ケネー、アダム・スミスからピケティまで

ブランコ・ミラノヴィッチ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784750358741
ISBN 10 : 4750358746
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

高名な経済学者である著者が、経済的不平等・所得格差の思想について、過去2世紀以上にわたる進化をたどる。ケネー、アダム・スミス、マルクスからピケティに至る経済学者たちの考え方を概括し、歴史的視点による今日の不平等の捉え方を問う重要な著作。

【著者紹介】
ブランコ・ミラノヴィッチ : ルクセンブルク所得研究センター上級研究員、ニューヨーク市立大学大学院センター客員大学院教授。世界銀行の主任エコノミストを20年間務める。所得分配、不平等、グローバリゼーションについての研究を行う

立木勝 : 1959年生まれ。公立学校教員を経て翻訳家

梶谷懐 : 1970年生まれ。2001年、神戸大学大学院経済学研究科より博士号取得。神戸学院大学経済学部講師、助教授、神戸大学大学院経済学研究科准教授などを経て、神戸大学大学院経済学研究科教授。専門は現代中国の財政・金融。著書に『現代中国の財政金融システム―グローバル化と中央‐地方関係の経済学』(名古屋大学出版会、2011年、大平正芳記念賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 1.3manen

    O図書館。不平等のナラティブ:特定の力の相互作用を通じて所得分配が形成される道筋を語るときの、記述の仕方(17頁)。理論はナラティブの論理的足場を強化する。ナラティブや理論の主張を生み出したり、支え、切り崩し、修正するデータをもってくるには実証が必要(17頁)。本書の目的:時代と場所に特異的な特徴を解きほぐし、読者に、自信の不平等観がいかに社会の重要な特徴に影響されているかを理解してもらうこと(36頁)。

  • sayan

    賃上げ額以上に物価額は上がり続け、死に様語り生き様語れず。巷には「必要と語られるのになぜ賃金に反映されないのか」「必要かどうかではない、報酬に値する語りを持てたか」「不平等はいつの時代にも語られてきた」、ジェンダー・多世代・非/正規間の線引きは無数にあるが語りが交わることはない。怒りはSNSに漂い、政策は数値に変わるも、現実の生活状況は変わらない。ピケティはr>gと告げる。資本なき者が声を上げても、それはやがて格差を肯定する“理屈”として返ってくる。本書はその回路の静かな暴力を丁寧に書き記し無機質に示す。

  • Kai Kajitani

    こちらのページにこの著作についての詳しい紹介があります。https://book.asahi.com/jinbun/article/15603712

  • Yuki2018

    本書で最も面白かったのは冷戦期の経済学批判。共産/社会主義・資本主義両陣営の競争下、経済学はどちらの陣営でもイデオロギーに奉仕した。前者における政治的イデオロギーや権力による制約は理解に固くないが、問題は後者。その根本原因は「政治的で右翼的な研究資金提供」だ。この時期の経済学は億万長者の金で下支えされた「冷戦経済学」と呼んだ方が新古典派等と呼ぶより的確に本質を表しているという。21世紀に入り、特に金融危機後、不平等の問題がクローズアップされている。今後、現実を踏まえた経済学研究が進むことを期待したい。

  • ゼロ投資大学

    人類の歴史の中で、現在ほど所得格差が拡大した時代も珍しい。一部の大富豪が世界の富の大半を所有し、多くの貧しい人々は苦しい生活を余儀なくされている。不平等を解消する方法は議論が続けられているものの、メリット・デメリットがあり、現実的な手段は限られる。

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