ブライアン キャストナー

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ロング・ウォーク 爆発物処理で脳を破壊された男(仮)

ブライアン キャストナー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309206363
ISBN 10 : 4309206360
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

イラクで爆弾処理班をしていた著者は、帰還後、爆風で脳を損傷したことが明らかになる──イラクでの緊張感と米国での狂気が交錯する、異色のドキュメント。過酷な真実に圧倒的な筆力で迫る。

【著者紹介】
ブライアン キャストナー : マーケット大学で電気工学の学位を取得後、中東で空軍将校として3期を務め、うち2期はEOD部隊の指揮官としてイラクで戦った。2006年にはその戦功に対して青銅星章を授与されている。帰国後は独立の民間コンサルタントとして軍のEOD部隊の訓練に携わり、イラクやアフガニスタンへの派遣を控える兵士に実戦的な爆弾処理法を教えている。妻子とともにニューヨーク州バッファロー在住

安原和見 : 翻訳家。鹿児島県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yooou

    ☆☆☆☆★ イラク戦争の話というよりか外傷性脳損傷(TBI)による障害・症状の話でありました。そしてそれは非常に不安で恐ろしい内容でありました。それにしても軍隊を自分の居場所・家族と見なしている彼ら自身も、彼らがお祭り(戦争)が終わる前に戦場に出たいと渇望する気持ちも、何で戦うのかとか政府の命令に対して何の疑問も持っていない風なことにも僕には理解ができませんでしたよ。

  • sasha

    「戦争に行った男はみんな死ぬのよ、死にかたはいろいろだけどね。あっちで死んでくれたほうが、いっそあんたのためには幸せだよ。生きて戻ってきたら、わが家で戦争に殺されるんだからね。あんたも道連れにして」。イラクへの派兵が決まってから著者の奥様がおばあ様に相談した時の言葉通り、戦士ではなくでも兵士は戦争に殺されてしまうんだな。戦場と平時の日常。きっと折り合いはつかないのだろうと思う。いいね、最高責任者は。安全な場所から「ああだ、こうだ」言うだけだもの。ヴェトナム戦争時、帰還兵たちが反戦運動したのも頷ける。

  • 150betty

    (☆5)戦争系の本は特に体験談だと筆者が文章を書くのに馴れてなくて面白く無い場合が多いが、これはスラスラ読める。近年認知されてきたTBI(外傷性脳損傷)は爆風を受けた兵士が表面上何ら外傷はなくても、頭の内側では脳の神経接続がバラバラになってしまうのである。筆者はイラクで作戦中、もし今襲われたら、傍にいる民間人をこの順番で殺して退路を開こうと頭の中で予行演習を行うのだけど。アメリカに帰ってきてもその癖が抜けない。だからひたすら走る。動悸が止まらずまぶたが勝手に痙攣する。それを筆者は狂ったと表現する。

  • ふくさん

    しつこい頭痛、記憶喪失、人格変化、不眠や悪夢、睡眠障害など90年代以降無傷の帰還兵を襲う謎の症状「爆風による外傷性脳損傷」。最新の防御装備が生み出した奇妙な症状。兵士はもとよりその家族をも巻き込む「戦争に行った男は皆死ぬ 死に方はそれぞれあるも。家族のためにはあっちで死んでくれた方があんたのためには幸せだよ、生きて戻ってきたら我が家が戦争に殺される。あんたを道連れにして。」慟哭のルポルタージュ。

  • 河村祐介

    リアル「ハートロッカー」な、イラクの爆弾処理班の手記。石破とかあの手のバカの知らない戦場でしょう。とにかく、爆発の衝撃波による脳障害とともにトラウマ級な現地や仲間の陰惨な状況が、作者の頭に巣食う狂気とともに直接入ってくる感じ。文体がおもしろいのがまたなんともすごい。だからすぐ読めてしまう。

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