フレドリック・R・ディキンソン

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大正天皇 一躍五大洲を雄飛す

フレドリック・R・ディキンソン

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784623055616
ISBN 10 : 4623055612
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2009
Japan

Content Description

明治と昭和という激動の時代をまたいで生きた大正天皇。治世の期間が短く、健康状態が芳しくなく悲運の生涯と語られがちなその人物と時代を、20世紀の世界史という観点から分析し、新たな時代像を描出する。

【著者紹介】
フレドリック・R・ディキンソン : 1961年東京に生まれる。1986年京都大学大学院法学研究科修士課程修了。1993年エール大学大学院歴史学研究科博士課程満期退学。博士(歴史学)。現在、ペンシルヴァニア大学大学院歴史学研究科・歴史学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • gtn

    病弱で暗愚と言われた大正天皇に、積極的に光を与える著者。明治天皇と比べ、開かれた皇室を目指し、近代日本を切り開いた象徴と全面的に肯定している。異国の著者がなぜそこまで宣揚してくれるのかと申し訳ない限りだが、贔屓の引き倒しである。時代が下るにつれ現代化されるのは当然であり、その世情が皇室に反映されたというに過ぎない。

  • ジュンジュン

    著者は言う、伝記とは個人の性格ではなく、時代の性格すなわち歴史的意義も浮かび上がらせなければならないと。原武史氏と古川隆久氏が、ミクロの視点で"病弱"を重視したのに対し、本書はマクロの視点から、時代の"象徴性"を論ずる。世界史的視点(特にヨーロッパ王室)から見れば、大正こそ近代のスタンダードであり、それを象徴するのが大正天皇その人であると。明治、昭和(戦前)に比べて陰が薄いのは、現代日本(象徴天皇制)に完全に密着融合しているから。納得できるかは別にして、日本人にはなかなか持ち得ない面白い視点ではある。

  • バルジ

    大正天皇個人評伝というより近代日本における「大正天皇」の象徴的存在にスポットをあてている。大正天皇個人への同時代人の評価が殆ど記載されておらず、当時の為政者達がどういう眼差しで評価していたのかが不明なのは惜しいところ。しかし本書の最大の価値は同時代の欧州諸国と比較した上で近代日本の天皇制をその欧州水準まで高めたという、現在の象徴天皇制へと繋がる論点を描き出している点であろう。幕末に生まれあくまで保守的だった「明治大帝」と比べ大正天皇はフランス語を学び世界へ強い関心を抱く「開かれた」君主だった。

  • よしださいめい

    大正天皇について、アメリカ人が書いた評伝。 多くの先行研究(といっても数少ないが)や、海外マスメディアに載った大正天皇についての記事を参考にし、その人物像、あるいは、大正天皇がもたらしたものを論じる。

  • SK

    230*大正天皇3冊目。天皇を、ひとりの人間というよりも、機能として見ている。こちらは、必要以上に大正天皇を持ち上げ過ぎ。

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