フレデリック・ルノワール

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哲学者キリスト

フレデリック・ルノワール

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784798701257
ISBN 10 : 4798701254
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

イエスの革命的な哲学を、その後のキリスト教会が信仰の名において覆い隠す。しかしルネサンスのユマニストたちが掲げた人間主義こそは、キリストの教えの核心だった。その普遍性・現代性を論じ、歴史の驚くべきパラドックスを解いたフランスのベストセラー。

目次 : 序 大審問官と対面するイエス(無言の接吻/ 価値の転倒/ キリスト教徒による痛烈なキリスト教批判/ イエスはなぜ死んだか/ 自らの言行不一致に目をつぶる教会 ほか)/ 第1章 イエスの物語と歴史上のイエス(エルネスト・ルナンのベストセラー/ なぜキリストは実在したといえるのか/ 非キリスト教徒の信頼に足る証言/ イエスの物語の本当らしさとは/ イエスの生涯 ほか)/ 第2章 キリストの哲学(宗教とは別の二つの側面/ キリストの教えの精神性/ キリストが教えた普遍的な倫理/ 人格という概念)/ 第3章 キリスト教はいかにして誕生したか(イエスは新しい宗教の創造者ではない/ ユダヤ教の革新/ 三つの新しい象徴行為/ イエスからキリストへ/ 最初の教会 ほか)/ 第4章 キリスト教社会(国教となった宗教/ 修道院の誕生/ 教会と権力の結びつき/ 中世ヨーロッパのキリスト教社会/ 十字軍、異端審問、インディアンの虐殺)/ 第5章 キリスト教ユマニスムから無神論ユマニスムへ(ユマニスムの意外な由来/ ルネサンス・ユマニスムと宗教改革/ 啓蒙時代のユマニスム/ 無神論ユマニスム)/ 第6章 近代世界の母胎(近代世界はなぜこの時代に西洋で生まれたか/ 進歩思想の宗教的起源/ 批判的理性の起源/ 現代ヨーロッパの「キリスト教的ルーツ」という問題/ カトリック教会と近代的価値観の衝突)/ 第7章 キリスト教の何が残されたのか(神は住まいを変えた/ 宗教多元主義と信仰内容の変化/ 信仰上のキリスト教徒の割合/ 文化上のキリスト教徒/ キリスト教が染みこんだ文化 ほか)/ むすび サマリアの女と対面するイエス(井戸水を汲むサマリアの女/ 奇妙な出会いの場/ 愛と自由/ 何が真の宗教なのか/ 集団の外的宗教から個の内的霊性へ ほか)

【著者紹介】
フレデリック・ルノワール : 1962年、マダガスカルに生まれる。スイスのフリブール大学で哲学を専攻。雑誌編集者、国立社会科学高等研究院の客員研究員を経て、04年に『ル・モンド』の隔月月刊誌『宗教の世界』編集長に就任。宗教学、哲学、社会学から小説、脚本まで多彩な分野で活躍し、フランスの思想界、読書界で最も注目される作家の一人

田島葉子 : 1951年生まれ。上智大学外国語学部フランス語学科卒業、同大学院仏文学専攻修士課程修了。75年より主に故ジャック・ベジノ神父の文学、哲学、宗教の論文翻訳に携わる。99年より東京外国語センターのフランス語講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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