フレデリック・マルテル

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ソドム バチカン教皇庁最大の秘密

フレデリック・マルテル

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309249568
ISBN 10 : 4309249566
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

世界を震撼させた恐るべき事実!制度的な「隠蔽」はなぜ続くのか?カトリック総本山バチカンの高位聖職者の大半は同性愛者だ。彼らは禁じられた特殊なゲイであり、性的倒錯者であり、性的虐待さえ行なう偽善者だ。

目次 : 第1部 フランシスコ(聖マルタ館/ ジェンダー・セオリー/ 私に裁けるでしょうか?/ ブエノスアイレス/ 世界代表司教会議―シノドス/ ローマ・テルミニ駅)/ 第2部 パウロ(マリタン・コード/ 友愛の愛)/ 第3部 ヨハネ・パウロ(枢機卿団/ キリストの兵士/ 色欲の環/ スイス衛兵/ ゲイに対する十字架/ 教皇の外交官たち/ おかしな夫婦/ ロウコ/ 教会の長女/ CEI―イタリア司教議会/ 神学生)/ 第4部 ベネディクト(パッシヴォ・エ・ビアンコ―受身の白髪おやじ/ 副教皇/ 反逆者たち/ バチリークス/ 退位)

【著者紹介】
フレデリック・マルテル : フランス在住の作家、ジャーナリスト、社会学者で、「オープンなゲイ」である。アメリカに長期間滞在した経験があり、アメリカ文化やLGBTに関する著書がある。フランス文化省の職員として、1990年代初頭にルーマニアのフランス大使館、2000年代前半にアメリカのフランス大使館に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    書店で気になり、図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。今年読んだ本の中で二番目の分厚さです。有史以来古今東西、聖(性?)職者には男色が多いという認識でしたが、ここまで酷い(男色比率の高さ、性的虐待の多さ)とは思いませんでした。高位の聖職者は、世俗の煩悩から掛け離れた高い精神・次元に位置しているはずですが・・・ あまりにも禁欲を強いられると、その反動で男色に走ってしまうのでしょうか?私の方がよっぽど清廉です(笑)ここまで堕落しているキリスト教を信仰し続けている欧米人も不思議ですが・・・【読メエロ部】

  • パトラッシュ

    フランシスコ教皇が選ばれた時の熱狂はyoutubeで見られるが、その背後には同性愛と児童性虐待と売買春に蝕まれたバチカンの構造的な問題が潜んでいたとは。各国で相次ぎ暴かれてきた神父による未成年者の性的虐待は、起こるべくして起こったのだ。しかも神の道を説く教会は、ヨハネ・パウロ2世の時代から一貫して不祥事を隠匿し続けてきた。以前訪れた壮麗なサンピエトロ大聖堂には感嘆したが、もはや偽善者と犯罪者の巣窟にしか思えない。聖書の背徳都市ソドムのように「永遠の火の刑罰を受け」て不名誉に滅ぼされてもおかしくないだろう。

  • ぐうぐう

    カトリック総本山バチカンの聖職者の多くは同性愛者であり、カトリックのヒエラルキーが上昇するほどその数は多くなる。センセーショナルな告発だが、著者がオープンゲイであることからも明らかなように、同性愛を裁くことを目的にしているわけではない。バチカンにおいて、なぜ同性愛者が多くなるのか、その原因を著者は、その特殊な制度にあると説く。聖職者は禁欲を強いられ、独身を求められる。貞潔の誓いが彼らを自然と同性愛へと向けさせるのだ。しかし、同性愛は禁忌であり、そこで「二重生活」という構造が出来上がる。(つづく)

  • 松本直哉

    ただの暴露本ではない深い読後感。著者自身ゲイであり、同性愛そのものには共感を隠さない。たまたま好きになった人が同性だからといってどうして責められよう。責めなければならないのは、たとえば信者に向かって同性愛やコンドームを禁止するのに、自らは移民の男娼とコンドームなしで交わることを恥じない司祭たちの偽善的な二重基準。歴史で習ったルネサンスの教皇庁の堕落、その頃と全く変わらない。現教皇が漸く刷新に乗り出したが、もはや手遅れか。司祭がこんなことをしていたら信者が減るのも当然で、近い将来カトリックは滅びるかも。

  • katsun9669

    前の教皇ベネディクト16世の退位の理由なんて考えたこともなかった。カトリック内の政治的ストーリーテラーかも。まあ、独身を義務付けた職業なんだから、こうなっちゃうよね。終盤の著者の生まれた教区の司祭との話はじわりとくる。

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