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ISBN 10 : 4801002595
Content Description
「種の壁」を乗り越えるインフルエンザウイルスを、香港・中国・日本・カンボジアを股にかけて追跡し、ヒトと動物種とのあいだに広がる諸関係の新たな対角線をひく。ヒトが作り上げる“社会”のあり方を、“危機”への対応という観点から問い直す。
目次 : 序論 動物疾病の人類学/ 第1章 バイオセキュリティをめぐる回り道/ 第2章 自然に面した衛生前哨地/ 第3章 家禽経営/ 第4章 仏教的批判/ 第5章 動物を解放すること/ 第6章 生物を生産すること/ 第7章 ウイルスの回帰―あるパンデミックの回想録/ 第8章 ドライとウェット―実験室の民族誌/ 結論 パンデミックは神話か?
【著者紹介】
フレデリック・ケック : 1974年、フランスのヴィルールバンヌに生まれる。哲学史家、人類学者。現在はCNRS(フランス国立科学研究センター)に所属し、パリのケ・ブランリ・ジャック・シラク美術館で研究部門を指導している。レヴィ=ストロースのプレイヤード叢書版著作集の編集に携わったほか、ベルクソンやレヴィ=ブリュールの著作の校訂を行っている
小林徹 : 1975年、東京都に生まれる。パリ第一大学パンテオン・ソルボンヌ校大学院哲学研究科博士課程修了。博士(哲学)。現在、慶應義塾大学非常勤講師など。専攻は、フランス現代哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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