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宇宙開発の思想史

フレッド・シャーメン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784867930366
ISBN 10 : 4867930369
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「外の世界」という夢の歴史!われわれは、なぜ“宇宙”を目指してきたのか?宇宙科学と空想科学を縦横に行き来し、「宇宙進出=新たな世界の創造」をめぐる歴史上の7つのパラダイムを検証する。

目次 : 1 コンスタンティン・ツィオルコフスキーとレンガの月/ 2 J・D・バナール、赤い星、そして“異能集団”/ 3 ヴェルナー・フォン・ブラウンの宇宙征服/ 4 アーサー・C・クラークのミステリー・ワールド/ 5 ジェラード・オニールのさがすテクノロジーの強み/ 6 アメリカ航空宇宙局/ 7 オールドスペースとニュースペース

【著者紹介】
フレッド・シャーメン : モーガン州立大学(米メリーランド州)建築・計画学部准教授。専門は建築と都市デザイン。メリーランド州ボルティモアが拠点のアート・デザインのコンサルタント会社「ザ・ワーキング・グループ・オン・アダプティブ・システムズ」の共同設立者

ないとうふみこ : 上智大学英語学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 塩崎ツトム

    控えめに言っても、大変刺激的な本だった。宇宙開発は19世紀半ばに空想されたときから、どうしても植民地主義的な拡張性と地続きで、ツィオルコフスキーの思想もまさに全世界の植民地化あるいは工場化であり、さらにフォン・ブラウンもそのプレゼンターとしての顔の裏には「この道しかない」という必然性の元、ドーラ収容所での強制労働や、冷戦期の軍拡を正当化した。そしてその植民地主義的開発を第一とする思想は現代のイーロン・マスクやジェフ・ベゾスら億万長者の宇宙開発の思想の「地金」ともなっている。(つづく)

  • owlsoul

    人間が宇宙に進出すること、それは新たな世界を創造することに他ならない。重力、大気、温度、光量、そして大地。地球では定数であるこれらも、宇宙では変数として恣意的に作る必要がある。当然そこには創造者の意図や思想が反映される。今も昔も、人間を宇宙へと駆り立てるものは、技術の拡張、そしてフロンティアへの欲望だ。宇宙飛行士が地球の尊さを痛感する体験を「オーバービュー効果」と呼ぶらしいが、宇宙を新たな資源や開拓地と捉え消費拡大の現状を加速する未来よりも、その冷たい暗闇を経て、地球環境の再評価がなされることを期待したい

  • はるまき

    死んだ人類全てを蘇生させたいという突飛なものから人類の火星への植民という地に足ついたものまで、各時代を生きた主導者たちの個人的な信条によって宇宙開発というものは発展を遂げてきたことが知れた。 SF作家を宇宙開発関係者として紹介しているのが新鮮で、クラークとフォンブラウンが親友だったというのはなかなかの衝撃。勉強になった

  • rineoskiss

    宇宙開発の主導者たちの思想史。単に有名な人物の紹介的なものではなく、バランスの取れた人物選びとエピソードや思想の紹介が混ぜ込まれており読んでて飽きなかった。宇宙開発は良いものだくらいに考えてたけど、現在の民間主導の宇宙開発に批判的な筆者の主張は一つ勉強になった。

  • takao

    ふむ

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