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ISBN 10 : 462207852X
Content Description
チェスの神童ジョッシュとその父親が、伝説的棋士フィッシャーへの憧憬を胸に歩んだチェスの高峰への道行きを描く。盤上の世界の奥深さに魅入られた人々の興奮と苦悩を切実なタッチで写し取り、ハリウッドで映画化もされた珠玉作。待望の若島正訳で刊行。
チェスの神童ジョッシュとその父親である著者が、伝説的棋士ボビー・フィッシャーへの憧憬を胸に歩んだ道のりを描くノンフィクション。
6歳でチェスを始め、子供らしい無邪気さでチェスに取り組みながら、加速度的に強くなっていく息子ジョッシュ。その眩ゆいほどの才能に父親は深くいれ込み、いたいけな息子とともに仮借のない勝敗の世界へ、抗いようもなく捉えられてゆく……。
ときに公園の片隅で、ときに世界タイトル戦の場でさまざまな棋士たちが味わう栄光と悲哀が、父子の道程と交錯する。ここには、米ソ冷戦の構図がチェス文化にもたらした歪みをはじめ、チェスをとりまく社会事情も色濃く映し出されている。
チェスの高峰を目指す父子の歩みはどこへ至るのか。ライバルたちとの息詰まる対局の行方は? “頭脳の格闘技”の奥深さに魅入られた人々の興奮と苦悩をこのうえなく切実なタッチで写し取り、映画化もされた珠玉作。
【著者紹介】
フレッド・ウェイツキン : 1943年、アメリカ、マサチューセッツ州ケンブリッジ生まれ。趣味のビッグゲーム・フィッシング(スポーツとして大型の魚を狙う釣り)の知識を生かしてThe New York Times、Forbes、The New York Times book Review、Sunday Magazine、New York、Esquire、Sports Illustratedなどの雑誌へ主としてスポーツライターとして取材記事やエッセイ等を寄稿するなかで、息子ジョシュアとチェスについて書いた記事が注目を浴び、1988年にSearching for Bobby Fischerの出版に至る
若島正 : 1952年、京都府生まれ。京都大学大学院文学研究科教授(英米文学)。詰将棋、チェス・プロブレム作家としても知られる。97年、国際チェス連盟(FIDE)が認定する「プロブレム解答国際マスター」(IM)の称号を獲得(日本人では初)。著書に『乱視読者の英米短篇講義』(研究社、読売文学賞受賞)、ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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たまきら
読了日:2020/11/20
デビっちん
読了日:2018/09/04
Yuichiro Komiya
読了日:2016/02/28
garth
読了日:2014/11/29
ゆき
読了日:2015/03/04
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