フリードリヒ ニーチェ / 白取春彦

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超訳ニ-チェの言葉

フリードリヒ ニーチェ / 白取春彦

User Review :3.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784887597860
ISBN 10 : 488759786X
Format
Books
Release Date
January/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Product Description

あなたが知らなかったニーチェ。孤高の哲人・ニーチェが残した、心に響く232の言葉。

ニヒリズムや反宗教的思想といった独自の思想により二十世紀の哲学思想に多大なる影響を与えた、十九世紀ドイツの哲学者ニーチェ。「神は死んだ」という主張やナチズムとの関わりを噂されるなど、様々な伝説に彩られた孤高の哲人だが、実は彼は、ほとばしる生気、不屈の魂、高みを目指す意志に基づいた、明るく力強い言葉を多数残している。
 本書では、それらの中から現代人のためになるものを選別した。心ゆくまで、あなたの知らなかったニーチェの世界を堪能していただきたい。

本文より:
「自分を常に切り開いていく姿勢を持つことが、この人生を最高に旅することになるのだ」
「今のこの人生を、もう一度そっくりそのままくり返してもかまわないという生き方をしてみよ」
「死ぬのは決まっているのだから、ほがらかにやっていこう。いつかは終わるのだから、全力で向かっていこう」
「喜ぼう。この人生、もっと喜ぼう。喜び、嬉しがって生きよう」

<フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ>(1844〜1900)ドイツの哲学者・古典文献学者。1844年にプロセイン王国領ザクセンに牧師の子として生まれた。ボン、ライプツィヒ両大学に学び、ワーグナーとショーペンハウアーに傾倒した。若干24歳でスイス・バーゼル大学の古典文献学の教授となる。1872年に処女作『悲劇の誕生』を発表。1879年に大学を辞し、十年にも及ぶ漂白の中で執筆活動を続けるが、1889年に精神が崩壊、1900年にワイマールに没した。ヨーロッパ思想への痛烈な批判、永劫回帰、力への意志など、その鋭く独自の思想により、ハイデッガーをはじめとする二十世紀の哲学思想に大きな影響を与えた。
代表作に『ツァラトゥストラはかく語りき』(1883〜1885)、『善悪の彼岸』(1886)、『人間的な、あまりに人間的な』(1878)、『ショーペンハウアー』(1874)などがある。

Content Description

あなたの知らなかったニーチェ。今に響く孤高の哲人の教え。

目次 : 1 己について/ 2 喜について/ 3 生について/ 4 心について/ 5 友について/ 6 世について/ 7 人について/ 8 愛について/ 9 知について/ 10 美について

【著者紹介】
フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ : ドイツの哲学者。1844年にプロイセン王国領ザクセンに牧師の子として生まれた。ボン、ライプツィヒ両大学に学び、ワーグナーとショーペンハウアーに傾倒した。24歳でスイス・バーゼル大学の古典文献学の教授となる。1872年に処女作『悲劇の誕生』を発表。1879年に大学を辞し、十年にも及ぶ漂泊の中で執筆活動を続けるが、1889年に精神が崩壊、1900年にワイマールに没した。ヨーロッパ思想への痛烈な批判、永劫回帰、力への意志など、その鋭く独自の思想により、ハイデッガーをはじめとする二十世紀の哲学思想に大きな影響を与えた

白取春彦 : 青森市生まれ。ベルリン自由大学で哲学・宗教・文学を学ぶ。哲学と宗教に関する解説書の明快さには定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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買ってよかったと思える本だった。実は,買...

投稿日:2011/05/21 (土)

買ってよかったと思える本だった。実は,買う前はそれほど期待しておらず,売れているという流行に乗って,どんなものか読んでみようと思ったくらいの軽い気持ちだった。よくある初学者向けの本とは少し違い,訳に訳者の愛があることが伝わってきて,1ページ1ページ大切にめくった。題名に『超訳』とあるのが絶妙である。とはいえ,この本を読んで,ニーチェを知った気になってはいけないとも思った。ニーチェの生きた時代,生まれ育った国やその歴史,文化などが影響して紡ぎだされた言葉である以上,「解釈」をしながら著者の心情や核心に近づくことになるからだ。しかし,この訳者には,ニーチェへの「愛」があふれている。それは,ニーチェ本人の紡ぎだした言葉にもっとも近い「解釈」であり,ニーチェを知る最善の方法だとは思う。その上で,掲げられた短い文は,本当は長い文脈の一部を切り取ったものだということを忘れてはならないと思う。訳者は「愛」を込めて,上手に切り取って伝えてくれているけれど,この本はニーチェのすべてではないことを肝に銘じたい。それが私の読後感であり,ニーチェと訳者への敬意である。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ehirano1

    「真善美」についての箴言集。なかなか読み応えがあり、そうなのか!と呻ったり、共感したり、違和感があったり、難解であったり(今は読み解けないので一先ず放置です)、これまでのグレーであった当方の考え事が解けたり等々、と十二分に楽しむことができました。また、ニーチェは物事を「距離(感)」を以って説くのが特徴的であると思いました。

  • kaizen@名古屋de朝活読書会

    ニーチェの言葉の分かりやすいものを抜き出し分類し整理した資料。本を書く際に元資料として作る記録。参考文献欄にあるニーチェの本は、半分も読んでいない。難しいニーチェを読む前に、本書を読んで、ああいうこともいっていたのだ、こういうこともいっているのだと、興味のあるものを、原作にあたるのに使うことができる。ニーチェを一度も読んだことがないひと、ニーチェを読んだけど難しくて読み進むのをあきらめたことがある人にお勧め。書籍の量産をしようと思ったら、ここに纏められていることの並び方を変えて、ノウハウ本を作るのもよい。

  • AKIKO-WILL

    ドイツで哲学者ニーチェの書いた作品から色んな項目に分けて、わかりやすく現代語訳しているので読みやすいです。全部で232文くらいあるのでその時によって、読みたいのを読んだりするのが自分には合ってます。自分を尊敬する、自分の評判を気にしない。いずれ死ぬのだからいまを楽しく、朗らかに生きる。そしてチャンスはいつも今!など偉人から語られる人生訓にとても励まされます。私は、いつも枕元に置いておもむろに開いたページを読んでます。

  • らったった

    かなり久し振りに本を読み終えました。これから先の自分に対して、とても素晴らしい言葉がたくさん載っています。格言194の"求めるものはここにある"が一番胸に響きました(*^^*)また時間が経ったとき、読んでみたくなる。そんな一冊です(^^)

  • masa@レビューお休み中

    哲学書なんて、もう読まないと思っていた。何度もチャレンジしたことがあったのだが、何を書いてあるか理解できなかったのだ。だから、この本も敬遠していたのである。ところが手にしてみると…さすが、110万部超えるベストセラーです。読みやすく、わかりやすく、そして共感しやすい内容にうまくまとめています。「己について」「生について」「心について」「愛について」など、10の項目に分けてあります。はじめに何について書いてあるかというのを意識すると、言葉がスーッと染みこむように理解できるのです。

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